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うつり‐す・む【移り住む】🔗🔉

うつり‐す・む移り住む】 〔自五〕 別の地へ引っ越して住む。

うつり‐ばし【移り箸】🔗🔉

うつり‐ばし移り箸】 食事の時、飯と菜とを代わる代わる食べずに、ある菜からすぐ別の菜へと箸を移すこと。不作法とされる。 ⇒うつり【移り】

うつり‐まい【移り舞】‥マヒ🔗🔉

うつり‐まい移り舞‥マヒ 人の舞姿をまねた舞。狂言、鉢叩「―にまはうずるぞ」 ⇒うつり【移り】

うつり‐やまい【移り病】‥ヤマヒ🔗🔉

うつり‐やまい移り病‥ヤマヒ 伝染病のこと。〈日葡辞書〉 ⇒うつり【移り】

うつり‐ゆ・く【移り行く】🔗🔉

うつり‐ゆ・く移り行く】 〔自五〕 変わって行く。次第にかわる。

うつりょう【尉繚】‥レウ🔗🔉

うつりょう尉繚‥レウ 中国戦国時代の兵家。大梁(河南開封)の人。兵書「尉繚子」5巻(または2巻)の著者とされる。

うつりょう‐とう【鬱陵島】‥タウ🔗🔉

うつりょう‐とう鬱陵島‥タウ ⇒ウルルン‐ド

うつ‐りん【鬱林】🔗🔉

うつ‐りん鬱林】 樹木の茂った林。

うつ・る【移る・遷る・映る・写る】🔗🔉

うつ・る移る・遷る・映る・写る】 〔自五〕 物の形・状態・内容などがそのまま他の所にあらわれる意。 ➊《移・遷》事物の質や量はそのままで、位置または外見が変わる意。 ①物がある場所から他の場所へ置きかわる。移動する。土佐日記「船より人の家に―・る」。平家物語5「近江国に―・つて志賀の郡こおりに都をたつ」。「東京から京都へ―・る」 ②人の心や関心の対象などが変わる。心が他のものの方に寄る。源氏物語椎本「いとうちつけなる心かな。なほ―・りぬべき世なりけり」。徒然草「心は縁に引かれて―・るものなれば」。「情じょうが―・る」 ③官位などが変わる。転任する。源氏物語若菜下「右大将の君大納言になり給ひて例の左に―・り給ひぬ」。「本社に―・る」 ④香りや色が他の物にしみつく。後撰和歌集「色ならば―・るばかりも染めてまし」。「ナフタリンの匂いが―・る」 ⑤前とちがった状態になる。また、次の次元・段階に入る。大鏡師輔「世の中―・りて源氏の御さかえになりぬ」。「もはや実行に―・った段階で、いまさら引き返せない」「季節が―・る」 ⑥物怪もののけなどが「よりまし」などにつく。源氏物語「物のけ・いきすだまなどいふもの…人に更に―・らず」 ⑦病気などが他に感染する。日葡辞書「ヤマイガウツル」。「あくびが―・る」 ⑧火が燃えひろがる。延焼する。方丈記「吹き切られたる炎…一二町を越えつつ―・りゆく」 ⑨花や葉が散る。また、人が死ぬ。新古今和歌集「今日だにも庭を盛りと―・る花消えずはありとも雪かとも見よ」。撰集抄「―・りし人の後世をこまこまととぶらひなんどする」 ⑩(色などが)あせ衰える。古今和歌集「花の色は―・りにけりないたづらに我が身世にふるながめせしまに」 ⑪時間が経過する。万葉集20「―・りゆく時見る毎に心いたく昔の人し思ほゆるかも」。伊勢物語「世かはり時―・りにければ」 ➋《映・写》物の影や光などがそのままそっくり他の物の上に現れる。 ①鏡や水面などに物の姿などが現れる。また光があたって照りかがやく。反映する。土佐日記「この柳の影の川の底に―・れるを見て」。源氏物語末摘花「我が御かげの鏡台に―・れるがいときよらなるを見給ひて」。「壁に―・る人影」 ②スライドや映画などで、映像が現れる。「スクリーンいっぱいに―・った」「テレビが―・らない」 ③目に映ずる。また、イメージとして心に浮かぶ。「別人として目に―・る」「心に―・るさまざまの想念」 ④よく似合う。調和する。浮世草子、俗つれづれ「今程は上方に坂田藤十郎と申しまして、やつし芸の名人あれどもそれは―・らぬ処もござります」。「この色は彼女によく―・る」 ⑤(物の形や模様などが)すけて見える。「ガラス越しに―・る街並」 ⑥写真にとられて像が現れる。「左端に―・っている人」 ◇1〜4には「映」、5・6には「写」を使うことが多い。 ⇒移れば変わる ○移れば変わるうつればかわる 時と共にどんどん移り変わる。源氏物語若菜上「目に近く―世の中を」 ⇒うつ・る【移る・遷る・映る・写る】

広辞苑 ページ 1887