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○移れば変わるうつればかわる🔗⭐🔉
○移れば変わるうつればかわる
時と共にどんどん移り変わる。源氏物語若菜上「目に近く―世の中を」
⇒うつ・る【移る・遷る・映る・写る】
うつろ【空ろ・洞ろ・虚ろ】
①中に何も満たすものがなく、からであること。また、そういう所。うろ。うつお。「幹の中は―になっている」
②心がむなしいさま。精神がしっかりせず、ぼんやりしている様子。「―な目を向ける」
③内容がなくむなしいさま。空虚なさま。「ねぎらいの言葉も―に響く」
④一族。一門。〈日葡辞書〉
⇒うつろ‐ぎ【空木】
⇒うつろ‐ぶね【空舟】
うつろい【移ろい】ウツロヒ
①移ろうこと。変遷。「世の―」
②転居。いえうつり。源氏物語葵「野の宮の御―のほどにも」
③色の衰えること。盛りの過ぎること。続千載和歌集賀「雲居の桜―もせぬ」
⇒うつろい‐ぎく【移菊】
うつろい‐ぎく【移菊】ウツロヒ‥
襲かさねの色目。山科流では、表は中紫、裏は青。また、表は紫、裏は白または黄。
⇒うつろい【移ろい】
うつろ・う【映ろう】ウツロフ
〔自五〕
(ウツルに接尾語フの付いた語)光や影が映る。拾遺和歌集夏「沢水にかはづなくなりやまぶきの―・ふかげやそこに見ゆらむ」
うつろ・う【移ろう】ウツロフ
〔自五〕
(ウツルに接尾語フの付いた語)
①移る。場所を変える。移動する。万葉集10「梅が枝に鳴きて―・ふ鶯の」
②状態が変化してゆく。盛りが過ぎる。万葉集6「世の中を常なきものと今そ知る奈良の都の―・ふ見れば」。源氏物語帚木「心は―・ふかたありとも」
③色がかわる。万葉集18「紅は―・ふものそ」
④(花などが)散る。古今和歌集春「春風は花のあたりを…心づからや―・ふと見む」
うつろ‐ぎ【空木】
(→)「うつおぎ」に同じ。
⇒うつろ【空ろ・洞ろ・虚ろ】
うつろ‐ぶね【空舟】
(→)「うつおぶね」に同じ。
⇒うつろ【空ろ・洞ろ・虚ろ】
うつろわ・す【移ろはす】ウツロハス
〔他四〕
移らせる。移転させる。源氏物語総角「さるべき処に―・し奉らむなど」
うつわ【器】ウツハ
①物を入れおさめるもの。いれもの。転じて、一般に器具。道具。「水は方円の―に従う」「日用の―」
②事を担当するに足る才能。器量。また、人物の大きさ。「大臣の―をそなえた人」
⇒うつわ‐もの【器物】
うつわ‐もの【器物】ウツハ‥
①いれもの。伊勢物語「手づから飯匙いいがいとりて、笥子けこの―に盛りけるを見て」
②才能。器量。また、人物。源氏物語帚木「まことの―となるべきを取り出さんにはかたかるべし」
⇒うつわ【器】
うつわり‐こと【偽言】ウツハリ‥
いつわりごと。うそ。虚言。欽明紀「―必ず多にえさに有らむ」
うつわ・る【偽る】ウツハル
〔他四〕
(→)「いつわる」に同じ。允恭紀「更に―・る人無し」
う‐て【討手】
(ウッテの促音が表記されない形か)征伐に行く人。うって。後撰和歌集雑「小野好古の朝臣、西の国の―の使にまかりて」
うで【腕】
➊手の部分。
①ひじと手首との間。〈倭名類聚鈔3〉
②肩口から手首までの部分。かいな。
➋腕に宿る力。腕力。転じて、腕前。技量。武芸のたくみさ、職人などの技術などにいう。「―に覚えがある」「―がいい」
➌人間の腕に形などが似たもの。
①腕木。腕かけ。
②下等動物の、物をつかむ働きをする器官。ヒトデの腕など。
⇒腕一本脛一本
⇒腕が上がる
⇒腕が後ろに回る
⇒腕が立つ
⇒腕が鳴る
⇒腕に覚えがある
⇒腕に任せて
⇒腕に縒をかける
⇒腕を限り
⇒腕を組む
⇒腕を拱く
⇒腕をさする
⇒腕を鳴らす
⇒腕をのす
⇒腕を引く
⇒腕を揮う
⇒腕を磨く
うてい‐えんば【烏亭焉馬】
江戸後期の狂歌師・戯作者。本名、中村英祝。通称、和泉屋和助。別号、立川焉馬・談洲楼。江戸本所の大工棟梁。歌舞伎に造詣が深く、また、落語を自作自演し、落語中興の祖といわれる。著「花江都歌舞妓年代記」、浄瑠璃「碁太平記白石噺」など。(1743〜1822)
う‐ていこく【于定国】
前漢の政治家。字は曼倩。宣帝・元帝に仕えて丞相。律令960巻を編集したという。(前110頃〜前40頃)
広辞苑 ページ 1888 での【○移れば変わる】単語。