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○腕を組むうでをくむ🔗⭐🔉
○腕を組むうでをくむ
①腕ぐみをする。
②二人が互いに腕をからませる。転じて、ある目的で協力する。手を組む。
⇒うで【腕】
○腕を拱くうでをこまぬく🔗⭐🔉
○腕を拱くうでをこまぬく
腕ぐみをして何もしない。傍観する。手をこまぬく。「腕をこまねく」とも。
⇒うで【腕】
○腕をさするうでをさする🔗⭐🔉
○腕をさするうでをさする
腕前をあらわそうと思いつつ、機会を待っている。
⇒うで【腕】
○腕を鳴らすうでをならす🔗⭐🔉
○腕を鳴らすうでをならす
①腕前をあらわす機会を今か今かと待つ。
②腕前をあらわして名声を博する。
⇒うで【腕】
○腕をのすうでをのす🔗⭐🔉
○腕をのすうでをのす
腕前をのばす。腕をみがきあげる。
⇒うで【腕】
○腕を引くうでをひく🔗⭐🔉
○腕を引くうでをひく
腕を刀で切って血を出す。江戸時代、侠客・町人などが誓いをたてる時にした。浄瑠璃、夏祭浪花鑑「其方とは住吉で、腕引く代りぢや、片腕ぢやと取り交した片袖」
⇒うで【腕】
○腕を揮ううでをふるう🔗⭐🔉
○腕を揮ううでをふるう
手腕を発揮する。腕前を十分にあらわす。
⇒うで【腕】
○腕を磨くうでをみがく🔗⭐🔉
○腕を磨くうでをみがく
腕前・技量が上達するように励む。
⇒うで【腕】
うてん【于闐】
漢から宋代にかけての西域の一国。今の中国新疆ウイグル自治区天山南路の和田(和闐)ホータン。西域交通路の南道に沿う文化・貿易上の要地。古来、玉の産地として有名。20世紀初めイギリスの探検家スタインにより多くの遺址が発掘された。
う‐てん【雨天】
①雨の降る天候。あまぞら。
②雨の降る日。あめふり。「―順延」
うでん‐しんとう【烏伝神道】‥タウ
上賀茂神社の神職、賀茂規清のりきよ(1798〜1861)の創唱した神道。自分の祖先の八咫烏やたがらす以来相伝と称する。社会改革を唱え民衆の人気を博したため、幕府に弾圧された。
うてんつ
遊びにうつつをぬかす者。遊蕩児。根無草後編「むすこ女郎にたらされて―と成る」
うでん‐のう【優填王】‥ワウ
(梵語Udayana)古代インド憍賞弥(コーサンビー)の国王。王妃の化により釈尊に帰依し、インドで仏像を初めて造ったといわれる。
うと【宇土】
熊本県西部の市。宇土半島の基部に位置し、中心地区はもと細川氏の城下町。人口3万8千。
う‐と【烏兎】
[張衡、霊憲序](金烏玉兎の略。中国の伝説で、太陽には3本足の烏が、月には兎がすむとされたことによる)
①太陽と月。日月。
②歳月。月日。光陰。「―匆匆そうそう」
うど
①(東北・四国・九州などで)山野の一部が雨水に流されて深く凹んだ所。うどう。うと。
②(静岡県の一部で)波打際。うと。
うど【独活】
ウコギ科の多年草。山地に自生。茎の高さ約2メートル。葉は大形羽状複葉。夏、茎頭・葉腋に小白花が球状の花序をなして群がり開く。軟白栽培の若芽は食用とし、柔らかく芳香がある。根は漢方生薬の独活どっかつで、発汗・解熱・鎮痛剤。〈[季]春〉
うど
ウド
撮影:関戸 勇
⇒独活の大木
うと・い【疎い】
〔形〕[文]うと・し(ク)
その人(事)に関係のうすい状態をあらわす語。
①(その人と)親しくない。(その事に)関係が深くない。疎遠だ。源氏物語若紫「―・きまらうどなどの」。「去る者は日々に―・し」
②うちとけがたい。しんから親しめない。古今和歌集雑「かつ見れど―・くもあるかな月かげの至らぬ里もあらじと思へば」
③関心がうすい。無関心だ。そっけない。大鏡道長「仏法―・くて世ののしる大法会ならぬにはまかりあふこともなかりしに」
④よく知らない。不案内だ。徒然草「人ごとに我が身に―・き事をのみぞ好める」。「世事に―・い」
⑤頭の働きが鈍い。愚かである。傾城禁短気「我より―・き人に、いかいたはけものぢやとなぶらるる」
⑥目・耳などの機能が十分に働かない。浄瑠璃、大経師昔暦「何者やらと、―・き老眼すかして見る」
うとう【善知鳥】
①チドリ目ウミスズメ科の海鳥。大きさはハトぐらい。背面は灰黒色、腹部は白色。顔には2条の白毛を垂れる。生殖時期には上嘴基部から角状突起を生ずる。北方海洋の島で繁殖し、冬期本州から九州の海上にまで南下する。子を取られると鳴くという。〈日葡辞書〉
ウトウ
撮影:小宮輝之
②善知鳥安方うとうやすかたの略。
⇒うとう‐やすかた【善知鳥安方】
うとう【善知鳥・烏頭】
能。陸奥国外の浜の猟師が善知鳥を殺した報いで、地獄で化鳥けちょうに苦しめられる様を描く。他に地歌、常磐津節。
→文献資料[善知鳥]
う‐とう【右党】‥タウ
①右翼政党。保守党。
②甘い物の好きな人。
↔左党
うと‐うと
眠けを催し、ごく短い時間浅く眠るさま。うつらうつら。とろとろ。「―と居眠りをする」
うとうと‐し・い【疎疎しい】
〔形〕[文]うとうと・し(シク)
親しくない意の「うとい」を強めていう語。いかにもよそよそしい。疎遠である。源氏物語手習「年ごろは―・しきやうにて過し給ひしを」
う‐とう‐ぶん‐ぶ【禹湯文武】‥タウ‥
夏の禹王、殷の湯王、周の文王・武王。いずれも古代中国の聖王として儒教で並称された。
うとう‐やすかた【善知鳥安方】
陸奥国外ヶ浜にいたという鳥。親が「うとう」と呼べば、子が「やすかた」と答えるという。うとう。
⇒うとう【善知鳥】
うとうやすかたちゅうぎでん【善知安方忠義伝】
読本よみほん。前編6冊。山東京伝作。1806年(文化3)刊。平将門の後日譚。歌舞伎にも脚色上演。未完であるが第2・3輯を松亭金水が作り、49年(嘉永2)・60年(万延1)に刊行し、続編とする。
う‐とく【有徳・有得】
①徳のあること。
②富んでいること。富裕。天草本伊曾保物語「―な者は常に心乱れ騒いで」
⇒うとく‐じん【有徳人】
⇒うとく‐せん【有徳銭】
うとく‐じん【有徳人】
富裕な人。分限者ぶげんしゃ。狂言、八幡の前「あたり近い八幡の里に―があつて」
⇒う‐とく【有徳・有得】
うとく‐せん【有徳銭】
室町・戦国時代、武家や社寺が領内の富裕な商人などに課した臨時の税金。徳銭。有福。
⇒う‐とく【有徳・有得】
うと・し【疎し】
〔形ク〕
⇒うとい
うど‐じんぐう【鵜戸神宮】
宮崎県日南市宮浦にある元官幣大社。祭神は鸕鷀草葺不合尊うがやふきあえずのみこと。
鵜戸神宮
撮影:新海良夫
うと‐そうそう【烏兎匆匆】
歳月があわただしく過ぎ去るたとえ。→烏兎
ウトナイ‐こ【ウトナイ湖】
北海道南部、勇払ゆうふつ平野にある海跡湖。面積2.8平方キロメートル。鳥獣特別保護地区。ラムサール条約登録湿地。ウトナイトー湖。
う‐どねり【内舎人】
(ウチトネリの転)
①律令制で、中務なかつかさ省に属する官。名家の子弟を選び、天皇の雑役や警衛に当たる。平安時代には低い家柄から出た。
②旧制で、東宮職・主殿寮の雑務に従事した判任官。
うど‐の‐き【独活の木】
オシロイバナ科の常緑高木。熱帯産で、小笠原諸島・台湾・沖縄などにも自生。葉は楕円形、初夏、白色の鐘状花をつける。材は白く柔らかで、用材として役に立たないためこの名がある。




広辞苑 ページ 1895。