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み‐わす・れる【見忘れる】🔗🔉

み‐わす・れる見忘れる】 〔他下一〕[文]みわす・る(下二) ①前に見たことを忘れる。万葉集11「道―・れて君が来まさぬ」 ②見ることを忘れる。「資料を―・れる」

みわた【三輪田】🔗🔉

みわた三輪田】 姓氏の一つ。 ⇒みわた‐まさこ【三輪田真佐子】

み‐わた【水曲】🔗🔉

み‐わた水曲】 川の流れの曲がってよどんでいる所。千載和歌集「いづみ川水の―のふしづけに」

み‐わたし【見渡し】🔗🔉

み‐わたし見渡し】 見渡すこと。遠く見渡される所。また、一目で見渡せる範囲。見晴らし。万葉集11「―の三室みむろの山の巌菅いわおすげね」

み‐わた・す【見渡す】🔗🔉

み‐わた・す見渡す】 〔他五〕 遠く広く望み見る。万葉集20「―・せば向むかつ峰の上の花にほひ」。「―・すかぎりの花畑」「会場を―・す」

みわた‐まさこ【三輪田真佐子】🔗🔉

みわた‐まさこ三輪田真佐子】 教育家。京都の人。夫元綱の没後、1880年(明治13)松山に明倫学舎を興して漢学を教え、87年上京、1902年三輪田女学校を創設、その校長となった。(1843〜1927) ⇒みわた【三輪田】

みわ‐どりい【三輪鳥居】‥ヰ🔗🔉

みわ‐どりい三輪鳥居‥ヰ 明神みょうじん鳥居の左右に、やや小さい脇鳥居わきとりいを組み合わせた鳥居。奈良県桜井市の大神おおみわ神社にある。三光鳥居。

みわ‐みょうじん【三輪明神】‥ミヤウ‥🔗🔉

みわ‐みょうじん三輪明神‥ミヤウ‥ 大神おおみわ神社の俗称。また、その祭神で、大己貴神おおなむちのかみの和魂にきみたまとされる。

みわ‐やま【三輪山】🔗🔉

みわ‐やま三輪山】 奈良県桜井市にある山。標高467メートル。古事記崇神天皇の条に、活玉依いくたまより姫と蛇神美和の神とによる地名説明伝説が見える。三諸みもろ山。(歌枕)→大神おおみわ神社⇒みわやま‐せつわ【三輪山説話】

みわやま‐せつわ【三輪山説話】🔗🔉

みわやま‐せつわ三輪山説話】 神婚説話のうち、神仙を男性とするものの代表的形式の一つ。命名は、夜ごとに女を尋ね来る男の素姓を確かめるため、衣服につけた糸をたどって大和の三輪山に着いたという古事記の話による。 ⇒みわ‐やま【三輪山】 ○身を誤るみをあやまる 生き方ややり方を間違える。 ⇒み【身】 ○身を合わすみをあわす 一体となる。一致する。古今和歌集「君も人も身を合はせたりといふなるべし」 ⇒み【身】 ○身を入れるみをいれる 物事を一心にする。一所懸命にする。「仕事に―」 ⇒み【身】 ○身を打つみをうつ 身を滅ぼす。黄表紙、御存商売物「そう傾城に身をうつせみではすまあかし(空蝉・須磨・明石をかける)⇒み【身】 ○身を売るみをうる ①身代金みのしろきんを受け取って芸者や遊女になる。身売りする。 ②売春する。 ⇒み【身】 ○身を起こすみをおこす 立身出世する。身代を築く。 ⇒み【身】 ○身を落とすみをおとす 悪い境涯に入る。落ちぶれる。身を沈める。 ⇒み【身】 ○身を固めるみをかためる ①しっかりと身づくろいをする。「鎧冑に―」 ②身持ちをよくする。源氏物語常夏「いとさかしく、身かためて」 ③定職につく。また、結婚して家庭を持つ。 ⇒み【身】 ○身を切られるみをきられる 身体を刃物で切られるように感じるほど、つらさがきびしくこたえる。「―思い」 ⇒み【身】 ○身を切るみをきる ①寒さ・辛さなどが非常に厳しいさまにいう。身を切られる。 ②自分の金で支払う。身銭みぜにを切る。 ⇒み【身】 ○身を砕くみをくだく ①ひどく骨を折る。非常な苦労や心配をする。源氏物語若菜下「命も堪ふまじく、身をくだきておぼし惑ふを」 ②一身を顧みないで仏に仕える。宇津保物語忠乞「身を砕きて山林にまじり給ふ人」 ⇒み【身】 ○身を削るみをけずる 非常な苦労や心痛をする。骨身を削る。 ⇒み【身】 ○身を焦がすみをこがす 恋慕の情に堪えきれず身をもだえ苦しめる。「鳴く蝉よりも鳴かぬ蛍が―」 ⇒み【身】 ○身を粉にするみをこにする 労苦をいとわず尽力する。身を砕く。「身を粉にして働く」 ⇒み【身】 ○身を殺して仁を成すみをころしてじんをなす [論語衛霊公]自分の身を犠牲にして、仁の徳を為し遂げる。一身をなげうって世のため人のために尽くすことを言う。 ⇒み【身】 ○身を沈めるみをしずめる ①身投げをする。 ②落ちぶれる。また、落ちぶれた境涯に身をおとす。特に、身売りして、芸者や娼婦になる。「苦界くがいに―」 ⇒み【身】 ○身を持するみをじする 生活や品行を厳しく守り、よい状態を保つ。 ⇒み【身】 ○身を忍ぶみをしのぶ 人目につかないようにしている。世を忍ぶ。 ⇒み【身】 ○身を知る雨みをしるあめ (古今集恋「かずかずに思ひ思はず問ひがたみ―は降りぞまされる」による)自分の身の程を知る雨の意で、涙のこと。 ⇒み【身】 ○身を捨ててこそ浮かぶ瀬もあれみをすててこそうかぶせもあれ 一身を投げ出す覚悟があってこそ、窮地を脱して物事を成就することができる。 ⇒み【身】 ○身を捨てるみをすてる ①一身を投げ出して顧みない。自分を犠牲にする。 ②出家する。 ⇒み【身】 ○身を泰山の安きに置くみをたいざんのやすきにおく 泰山のようにどっしりと安定したものにする。ゆるぎなく危なげのないものとする。 ⇒み【身】 ○身を立てるみをたてる ①社会における自分の地位を築く。一人立ちする。「芸で―」 ②立身出世する。 ⇒み【身】 ○身を尽くすみをつくす 一身を打ちこむ。まことを尽くす。歌では多く「澪標みおつくし」にかけていう。後撰和歌集「わびぬれば今はた同じ難波なる身を尽しても逢はんとぞ思ふ」 ⇒み【身】 ○身を抓むみをつむ (自分のからだをつねる意から)わが身に寄せて人の心を知る。自分を反省して他に同情する。 ⇒み【身】 ○身を挺するみをていする 自分の身を犠牲にして投げ出す。一身をかけて事に当たる。「身を挺して守る」「会社復興に―」 ⇒み【身】 ○身を投ずるみをとうずる ①身を投げる。 ②あることに心身を打ちこむ。「平和運動に―」 ⇒み【身】 ○身を投げるみをなげる ①投身自殺をする。 ②物事に一心になる。熱中する。源氏物語若菜上「鞠に身を投ぐる若君達」 ③一身をささげる。身を投ずる。 ⇒み【身】 ○身を填むみをはむ 全身を打ち込む。浄瑠璃、生玉心中「嘉平次ゆゑに身を填めて」 ⇒み【身】 ○身を退くみをひく ①後ろにさがる。 ②表立った場所からしりぞく。これまで関わってきたことから離れる。「政界から―」 ⇒み【身】 ○身を任せるみをまかせる 自分の身を投げ出して、相手のなすがままになる。特に、女が体を許す。また、物事に逆らわずに従う。「男に―」「怒りに―」 ⇒み【身】 ○実を結ぶみをむすぶ ①植物の果実がなる。 ②努力の末、よい結果を得る。 ⇒み【実・子】 ○身を持ち崩すみをもちくずす 身持ちが悪く、ふしだらな生活をする。 ⇒み【身】 ○身を以てみをもって ①自分のからだで。みずから。「―立証する」 ②からだひとつで。「―逃れる」 ⇒み【身】 ○身を焼くみをやく 激しい思いに身もだえする。身を焦がす。伊勢物語「をきのゐて―よりもかなしきは」 ⇒み【身】 ○身を窶すみをやつす (人目につかないように)みすぼらしい恰好をする。源氏物語若菜下「かりそめに身をやつしける昔の世の行ひ人」 ⇒み【身】 ○身を寄せるみをよせる ある人のもとに同居させてもらう。寄寓する。 ⇒み【身】

広辞苑 ページ 19049