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む‐く【無苦】🔗⭐🔉
む‐く【無苦】
苦しみのないこと。また、その世界。
む‐く【無垢】🔗⭐🔉
む‐く【無垢】
①〔仏〕煩悩ぼんのうを離れてけがれのないこと。無漏むろ。梁塵秘抄「―の浄土」。「清浄しょうじょう―」
②心身の汚れていないこと。うぶなこと。「純真―」
③まじりもののないこと。「―の一枚板」「金―」
④表裏を同質同色で仕立てた着物。表着から下着まで表裏全部、白で仕立てたものを白無垢しろむくという。遊子方言「間着は、小紋―の、片袖ちがひのやうに見へ」
む・く【向く】🔗⭐🔉
む・く【向く】
[一]〔自五〕
①対象が正面にあるようになる。欽明紀「大葉子は領巾ひれ振らすも日本やまとへ―・きて」。源氏物語浮舟「ふみに心いれて、とみにも―・き給はぬに」。日葡辞書「コチヘムケ」。「右を―・く」
②その方向を指す。その方向に進む。万葉集2「玉床の外に―・きけり妹が木枕」。日葡辞書「コノイエキタヘムイタ」。「足の―・くまま」「運が―・く」
③その傾向になる。おもむく。かたむく。風雅和歌集恋「わが心うらみに―・きて恨みはてよあはれになればしのびがたきを」。「気が―・く」
④従う。服従する。神武紀「此の如くせば、虜あた自づからに平むき伏したがひなむ」
⑤似合う。ふさわしくなる。適する。浄瑠璃、ひぢりめん卯月紅葉「髪…曲輪やう今は―・かぬと」。「中年に―・く柄がら」
[二]〔他下二〕
⇒むける(下一)
む・く【剥く】🔗⭐🔉
む・く【剥く】
[一]〔他五〕
物の表面にかぶっているものを離し取る。はがす。へぐ。宇治拾遺物語1「この芋を―・きつつ、すきぎりにきれば」。「皮を―・く」「牙きばを―・く」「目を―・いて怒る」
[二]〔自下二〕
⇒むける(下一)
むくい【報い・酬い】🔗⭐🔉
むくい【報い・酬い】
①善行や悪業の結果として自分の身に受ける事柄。返報。西大寺本最勝王経平安初期点「勝れたる報ムクイを受けむと欲願せば」。「不勉強の―がくる」
②善悪因果の応報。欽明紀「此の法みのりは…福徳いきおい果報むくいを生なし」
③仕返し。土佐日記「海賊―せんと」
広辞苑 ページ 19111。