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むくろ‐じ【無患子】🔗🔉

むくろ‐じ無患子】 ムクロジ科の落葉高木。高さ約10〜15メートル。6月頃、淡緑色5弁の小花を大きな円錐花序につけ、球状の核果を結ぶ。種子は黒色で固く羽子はごの球に用い、また果皮はサポニンを含むので石鹸の代用とした。西日本の山林に自生し庭園にも栽培。むく。つぶ。〈[季]秋〉 むくろじ ムクロジ(花) 提供:ネイチャー・プロダクション ムクロジ(実) 提供:ネイチャー・プロダクション

むくろ‐ばら【むくろ腹】🔗🔉

むくろ‐ばらむくろ腹】 (ムクロはムクリの転)むかっぱらを立てること。浄瑠璃、用明天皇職人鑑「憎や憎やと―」

むくわ・れる【報われる・酬われる】ムクハレル🔗🔉

むくわ・れる報われる・酬われるムクハレル 〔自下一〕 (ムクウの受身形)与えた行為に相応のことが返ってくる。むくいられる。「―・れない仕事」

むけ【向け・平】🔗🔉

むけ向け・平】 (他動詞「向く」の連用形) ①討って従わせること。万葉集18「まつろへの―のまにまに」 ②(他の語の下に付けて)あて先・行先を示す語。「万人―の本」「欧州―の品」

む‐け【無卦】🔗🔉

む‐け無卦】 陰陽道おんようどうで、その人の生年の干支えとにより、5年間不吉が続くというまわり合せ。↔有卦うけ→十二運

む‐げ【無下】🔗🔉

む‐げ無下】 (「―の」「―に」の形で用いられることが多い。→むげに) ①全くそうであること。疑う余地のないこと。すっかり。源氏物語薄雲「今は―の親ざまにもてなして」 ②程度の全くひどいこと。なんとも言いようのないこと。徒然草「―の瑕瑾かきんもありき」 ③きわめていやしいこと。ひどくいやしむべきこと。増鏡「今のやうに―の民と争ひて君の亡び給へるためし」 ⇒無下にする

む‐げ【無価】🔗🔉

む‐げ無価】 〔仏〕価値をはかることができないほど貴重なこと。栄華物語鳥のまひ「―の香を焚きて、もろもろの世尊に供養じ奉る」。「―の大宝」

広辞苑 ページ 19117