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メモワール【mémoire フランス】🔗🔉

メモワールmémoire フランス】 ①記憶。思い出。 ②(mémoires)回想録。手記。

め‐や🔗🔉

め‐や (推量の助動詞ムの已然形に反語の係助詞ヤの付いたもの)…であろうか、そんなことはない。万葉集4「痛背あなせの河を渡りかね―」

め‐やす【目安】🔗🔉

め‐やす目安】 ①見やすくするために箇条書きにした文書。中世では箇条書きではない訴状・陳状をもいい、近世にはもっぱら訴状をいう。目安書。目安状。 ②算盤そろばんで乗除をするとき、その基として立てる数。すなわち除数または乗数をいう。「―を左へおく」 ③算盤の5珠と1珠との仕切りの梁はりに記した位取りの文字やしるし。 ④目あて。目標。標準。「―を立てる」「―を置く」 ⇒めやす‐うらはん【目安裏判】 ⇒めやす‐がき【目安書】 ⇒めやす‐かた【目安方】 ⇒めやす‐じょう【目安状】 ⇒めやす‐ばこ【目安箱】 ⇒めやす‐よみ【目安読】 ⇒目安を付ける

めやす‐うらはん【目安裏判】🔗🔉

めやす‐うらはん目安裏判】 近世の裁判手続。原告(訴人)から提出された訴状(目安)の裏に、奉行が署名し花押かおうを加えた、被告(相手方)に対する出頭命令。これを原告が被告に交付して、法廷で対決した。 ⇒め‐やす【目安】

めやす‐がき【目安書】🔗🔉

めやす‐がき目安書(→)目安1に同じ。 ⇒め‐やす【目安】

めやす‐かた【目安方】🔗🔉

めやす‐かた目安方】 江戸時代、評定所で民事訴訟の告状を調査する諸役人の称。 ⇒め‐やす【目安】

め‐やす・し【目安し】🔗🔉

め‐やす・し目安し】 〔形ク〕 見苦しくない。感じがよい。宇津保物語国譲下「いと―・き人にぞありける」

めやす‐じょう【目安状】‥ジヤウ🔗🔉

めやす‐じょう目安状‥ジヤウ (→)目安1に同じ。 ⇒め‐やす【目安】

めやす‐ばこ【目安箱】🔗🔉

めやす‐ばこ目安箱】 1721年(享保6)将軍徳川吉宗が庶民の要求・不満などの投書を受けるために評定所の門前に置かせた箱。享保の改革の一環。小石川養生所の設置、町火消の創設などの成果があった。直訴じきそ箱。訴状箱。 ⇒め‐やす【目安】

広辞苑 ページ 19382