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もの‐か‐は🔗🔉

もの‐か‐は (名詞モノに助詞カ・ハの付いたもの) [一]大したことではない。ものの数ではない。後撰和歌集「憂きは―恋ひしきよりは」。「豪雨も―、出発した」 [二]〔助詞〕 (終助詞) ①強い感動の意を表す。大鏡道長「おなじものを中心なからにはあたる―」 ②強い反語の意を表す。徒然草「花はさかりに月はくまなきをのみ見る―」

もの‐がま・し【物がまし】🔗🔉

もの‐がま・し物がまし】 〔形シク〕 とりたてて言うべき物のようである。重大らしい。一言芳談「生死界の事を―・しくおもふべからざるなり」

モノガミー【monogamy】🔗🔉

モノガミーmonogamy】 一夫一妻いっぷいっさい。単婚。

ものから🔗🔉

ものから 〔助詞〕 (接続助詞。形式名詞モノに格助詞カラの付いたもの) ①対立・矛盾する状況を示す。…ではあるが。…ものの。万葉集6「見渡せば近き―石いわ隠りかがよふ珠を」 ②理由を示す。(中世に始まり、近世で一般化した)…だから。…ので。奥の細道「さすがに辺土の遺風忘れざる―殊勝に覚えらる」

もの‐がら【物柄】🔗🔉

もの‐がら物柄】 品質。しながら。徒然草「費えもなくて―のよきがよきなり」

もの‐がら【物殻】🔗🔉

もの‐がら物殻】 (渥美半島で)土間敷きのこと。

モノカルチャー【monoculture】🔗🔉

モノカルチャーmonoculture】 ①特定の一種類の農作物を栽培すること。単作。 ②植民地時代の影響による、単一または少数の一次産品に依存する、発展途上国に多く見られる経済構造。キューバの砂糖、スリランカの茶など。 ○物がわかるものがわかる 物事の道理や人情がよくわかっている。「物のわかる人」 ⇒もの【物】

もの‐ぎ【物着】🔗🔉

もの‐ぎ物着】 ①衣服を着ること。 ②能楽で、演技者が退場せずに舞台で扮装を変えること。 ⇒ものぎ‐の‐あいかた【物着の合方】

もの‐ぎき【物聞き】🔗🔉

もの‐ぎき物聞き】 様子を探り聞くこと。また、その人。遠聞き。しのび。探偵。枕草子25「―に宵より寒がりわななきをりける下衆げす男」

広辞苑 ページ 19562