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もの‐ぐさ・い【懶い】🔗🔉

もの‐ぐさ・い懶い】 〔形〕[文]ものぐさ・し(ク) (古くは清音) ①物事をするのがいやで気が進まない。無精ぶしょうである。おっくうである。 ②気分がすぐれない。からだの工合が悪い。〈日葡辞書〉 ③うさんくさい。疑わしい。浄瑠璃、碁盤太平記「この内は―・し。さがせやさがせ」 ④とるに足りない。幸若舞曲、高館「今はむかふかたきのあらざれば、ええ―・い戦かな」

もの‐ぐさし【懶】🔗🔉

もの‐ぐさし】 (古くは清音)物ぐさ者。無精者ぶしょうもの。御伽草子、物くさ太郎「国にならびなき程の―なり」

ものぐさ‐ぞうり【懶草履】‥ザウ‥🔗🔉

ものぐさ‐ぞうり懶草履‥ザウ‥ 短くて、かかとのない、普通の半分ぐらいの草履。足半あしなか。尻切れ草履。御伽草子、物くさ太郎「―のやぶれたるをはき」 ⇒もの‐ぐさ【懶・物臭】

ものくさたろう【物くさ太郎】‥ラウ🔗🔉

ものくさたろう物くさ太郎‥ラウ 御伽草子23編の一つ。1冊。成立は室町時代か。信濃国の物臭太郎という無精者ぶしょうものが歌才によって宮中に召され、貴族の出身で善光寺如来の申子もうしごとわかって出世するという筋。「おたがの本地」ともいう。 →文献資料[物くさ太郎]

ものぐさ‐どうしん【懶道心】‥ダウ‥🔗🔉

ものぐさ‐どうしん懶道心‥ダウ‥ 生活の苦労を厭って出家した僧。 ⇒もの‐ぐさ【懶・物臭】

もの‐ぐねり【物ぐねり】🔗🔉

もの‐ぐねり物ぐねり】 意地悪をすること。また、すねること。愚痴。松の葉1「ともすれば何ぞよそなたの―」

もの‐ぐら・し【物暗し】🔗🔉

もの‐ぐら・し物暗し】 〔形ク〕 何となく暗い。うすぐらい。能因本枕草子物くらうなりて「―・うなりて文字も書かれずなりにたり」

モノグラフ【monograph】🔗🔉

モノグラフmonograph】 一つの特定の問題を詳細に取り扱った研究論文。モノグラフィー。

モノグラフィー【monographie フランス】🔗🔉

モノグラフィーmonographie フランス⇒モノグラフ

モノグラム【monogram】🔗🔉

モノグラムmonogram】 2個以上の文字を1字状に図案化したもの。組字。合一文字。

広辞苑 ページ 19564