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や‐おとめ【八少女】‥ヲトメ🔗🔉

や‐おとめ八少女‥ヲトメ ①8人の少女。近江風土記逸文「天の―倶ともに白鳥となりて」 ②大嘗祭・新嘗祭・神今食じんごんじきなど皇室の神事に、神饌を献って奉仕する采女うねめ。 ③神に奉仕し、神楽などを舞う少女。拾遺和歌集神楽歌「めづらしき今日の春日の―を」

やおに‐よし【八百によし】ヤホ‥🔗🔉

やおに‐よし八百によしヤホ‥ 〔枕〕 「きづき」にかかる。古事記「―い杵築きづきの宮」

や‐おも【八面】🔗🔉

や‐おも八面】 八方の方面。あらゆる方面。

や‐おもて【矢面】🔗🔉

や‐おもて矢面】 ①敵の矢が飛んで来る正面。陣頭。平家物語11「―の雑人ぞうにんばらそこのき候へ」 ②転じて、質問・非難などの集中する立場。「追及の―に立つ」

や‐おもて【家表】🔗🔉

や‐おもて家表】 家屋の表の方。

やお‐や【八百屋】ヤホ‥🔗🔉

やお‐や八百屋ヤホ‥ ①野菜類を売る商家。また、その人。青物屋。 ②学問・技芸・趣味などの雑駁ざっぱくなこと。どんなことにも多少の趣味をもって手を出すこと。また、その人。 ⇒やおや‐ぼうふう【八百屋防風】

やおや‐おしち【八百屋お七】ヤホ‥🔗🔉

やおや‐おしち八百屋お七ヤホ‥ 江戸本郷追分の八百屋太郎兵衛の娘。天和2年(1682)12月の大火で焼け出されて駒込の正仙寺(一説に円乗寺)に避難した際、寺小姓の生田庄之助(一説に左兵衛)と情を通じ、恋慕のあまり、火事になれば会えるものと放火。捕らえられて鈴ヶ森で火刑に処せられたと伝える。資料により所伝は相異。この巷説は西鶴の「好色五人女」や歌祭文うたざいもんで流布し、相手を小姓吉三(吉三郎)として浄瑠璃や歌舞伎に脚色された。浄瑠璃「八百屋お七」(紀海音作)・「伊達娘恋緋鹿子」(菅専助ほか合作)、歌舞伎「お七歌祭文」などが知られる。(1666?〜1683) →文献資料[八百屋お七]

やおや‐ぼうふう【八百屋防風】ヤホ‥バウ‥🔗🔉

やおや‐ぼうふう八百屋防風ヤホ‥バウ‥ 〔植〕(→)ハマボウフウの別称。 ⇒やお‐や【八百屋】

やお‐よろず【八百万】ヤホヨロヅ🔗🔉

やお‐よろず八百万ヤホヨロヅ 数がきわめて多いこと。ちよろず。古事記「―の神」

広辞苑 ページ 19686