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やか‐べ【家部・宅部】🔗🔉

やか‐べ家部・宅部】 大化前代、家々で使役した隷属民。664年民部かきべとともに公認。一説に、律令制の家人けにんに当たるもの。

やかまし・い【喧しい】🔗🔉

やかまし・い喧しい】 〔形〕[文]やかま・し(シク) ①騒がしい。静かでない。そうぞうしい。狂言、宗論「ああ―・しい、何事ぢや」。「―・い表通り」 ②煩わしい。めんどうである。浄瑠璃、ひぢりめん卯月紅葉「あれへ見ゆるは父親ぢやないか…逢うて―・し爰ここ御免と神子の門々にぞ隠れける」。「―・い手続」 ③小言が多く、聞いてうるさく感じる。気むずかしい。「―・い親父だ」 ④好みがむずかしい。「食べ物に―・い」 ⑤きびしい。「しつけが―・い」「―・い検査」 ⑥世間で評判が高い。うるさくいわれている。「―・い時事問題」

やかまし‐や【喧し屋】🔗🔉

やかまし‐や喧し屋】 うるさく小言や理屈をいう人。

やがみ‐ひめ【八上比売】🔗🔉

やがみ‐ひめ八上比売】 古事記神話で、大穴牟遅神おおなむちのかみとその兄弟の八十神やそがみとに求婚され、大穴牟遅神の妻になった神。

やから【族】🔗🔉

やから】 ①一家一門。うからやから。大唐西域記長寛点「王は屈支の種ヤカラなり」 ②(「輩」とも書く)ともがら。なかま。党類。多く卑しめていう。宇津保物語蔵開中「盗人の―」。「不逞ふていの―」 ③不平を言い、また、口論をしかける者。日葡辞書「ヤカラ、また、ヤカラモノ」

や‐がら【矢柄・矢幹・簳】🔗🔉

や‐がら矢柄・矢幹・簳】 ①矢の幹。多く篠竹でつくる。箆。矢箆やの。矢竹やだけ。今昔物語集27「―をば抜きて」 ②(→)「矢柄投げ」の略。 ③〔動〕ヤガラ科・ヘラヤガラ科の海産硬骨魚類の総称。体は非常に細長く、とくに吻部が筒状で長い。本州中部以南の沿岸に産。フエフキ。 ④〔植〕(→)ミクリの別称。 ⇒やがら‐ぜめ【矢柄責め】 ⇒やがら‐なげ【矢柄投げ】

やから‐がね【やから鉦】🔗🔉

やから‐がねやから鉦】 中世・近世の大道芸。若衆が、多くの叩鉦たたきがねに紐をつけて首から下げ、これを打ち鳴らしながら、首のところを中心に風車のように振り回した。初めは歌念仏の一種で、念仏を唱えながら踊ったもの。やつからかね。八打鉦はっちょうがね。 やから鉦

広辞苑 ページ 19691