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う‐やく【烏薬】🔗🔉

う‐やく烏薬】 クスノキ科の常緑低木。中国原産、日本の南西部で野生化。高さ約3メートルで、幹・枝は細い。雌雄異株。4月頃多数の淡黄色の小花を開く。果実は長楕円形で秋に熟し、赤色から黒く変わる。根は大きく連珠状で香気があり、中風の薬になる。天台烏薬。〈日葡辞書〉

うや・す【飢す】🔗🔉

うや・す飢す】 〔他四〕 飢えさせる。うやかす。宝物集「五百歳の間、食物を得ずして子を―・し」

うや‐な・し【礼無し】🔗🔉

うや‐な・し礼無し】 〔形ク〕 (→)「いやなし」に同じ。景行紀「出入―・し」

うや‐なや🔗🔉

うや‐なや (ウは諾、ナは否の意)いざこざのないさま。浮世風呂4「ひとつ鍋の物を食ひ合ふ者だから、両方で了簡すりやあ、―に行かうといふもんだす」

うやのつき【雨夜の月】🔗🔉

うやのつき雨夜の月】 山田流箏曲。中能島検校作曲。歌詞は太平記巻2の日野俊基が鎌倉へ護送される「東下り」の名文を抜抄。

うや・ぶ【礼ぶ】🔗🔉

うや・ぶ礼ぶ】 〔他上二〕 うやまう。礼儀正しくふるまう。いやぶ。

うやまい【敬い】‥マヒ🔗🔉

うやまい敬い‥マヒ うやまうこと。尊敬。

うやま・う【敬う】‥マフ🔗🔉

うやま・う敬う‥マフ 〔他五〕 相手を尊んで礼をつくす。尊敬する。仏足石歌「―・ひまつり我が世は終へむ」。「師を―・う」

うや‐むや【有耶無耶】🔗🔉

うや‐むや有耶無耶】 ①あるかないか、はっきりしないこと。転じて、いいかげんなこと。曖昧なこと。「責任の所在が―になる」「―な態度」 ②(主として明治期の用法)胸がもやもやしているさま。

うやむや‐の‐せき【有耶無耶関・有也無也関】🔗🔉

うやむや‐の‐せき有耶無耶関・有也無也関】 ①山形・宮城の県境にある笹谷ささや峠(大関山)辺にあった古関。むやむやの関。もやもやの関。(歌枕) ②山形・秋田の県境、象潟きさかたの南にあった関。

う・ゆ【飢ゆ】🔗🔉

う・ゆ飢ゆ】 〔自下二〕 飢ウの訛。

う・ゆ【植ゆ】🔗🔉

う・ゆ植ゆ】 〔他下二〕 植ウの訛。狂言、宗論「大地をわり、芋の子を―・ゆる」

ヴュイヤール【Édouard Vuillard】🔗🔉

ヴュイヤールÉdouard Vuillard】 フランスの画家。ドニらとナビ派を設立。浮世絵の影響を受け、家庭内の情景にすぐれた作を残す。(1868〜1940)

広辞苑 ページ 1971