複数辞典一括検索+

やっこ‐そう【奴草】‥サウ🔗🔉

やっこ‐そう奴草‥サウ ヤッコソウ科の寄生植物。シイの木の根に寄生する。四国・九州・沖縄などに稀に生える。茎は高さ約7センチメートル、全体は白色で、ややきのこ状。葉は5〜6対の鱗片となる。晩秋の頃、茎頂に淡黄白色の両性花を単生、花弁を欠く。花とその下の葉が、両手をひろげた「奴」に見える。 ⇒やっこ【奴】

やっこ‐だこ【奴凧】🔗🔉

やっこ‐だこ奴凧】 奴が袖を張った形に作った凧。 やっこ凧(大分) 撮影:薗部 澄(JCII蔵) やっこ凧(徳島) 撮影:薗部 澄(JCII蔵) やっこ凧(東京) 撮影:薗部 澄(JCII蔵) 裏やっこ(大分) 撮影:薗部 澄(JCII蔵) ⇒やっこ【奴】

やっこ‐どうじょうじ【奴道成寺】‥ダウジヤウ‥🔗🔉

やっこ‐どうじょうじ奴道成寺‥ダウジヤウ‥ 歌舞伎舞踊。常磐津・富本・長唄掛合。本名題「道成寺思恋曲者こいはくせもの」。4世鶴屋南北作詞。5世岸沢式佐作曲。1829年(文政12)初演。現行曲は6世式佐改作の常磐津・長唄掛合。女装した狂言師が「娘道成寺」を踊るうち見あらわされ、男になって踊る。 ⇒やっこ【奴】

やっこ‐どうふ【奴豆腐】🔗🔉

やっこ‐どうふ奴豆腐】 ①(奴の着物の四角い紋に似ることから)四角に切った豆腐。やっこ。 ②(→)冷奴ひややっこに同じ。〈[季]夏〉 ⇒やっこ【奴】

やっこ‐はいかい【奴俳諧】🔗🔉

やっこ‐はいかい奴俳諧】 奴詞やっこことばを用いてよむ俳諧。「鬢水にあたまかっぱる氷かな」に「しゃっつら寒き冬のあけぼの」とつける類。 ⇒やっこ【奴】

やっこ‐ひげ【奴髭】🔗🔉

やっこ‐ひげ奴髭(→)鎌髭かまひげに同じ。 ⇒やっこ【奴】

やっこ‐もとゆい【奴元結】‥ユヒ🔗🔉

やっこ‐もとゆい奴元結‥ユヒ 白くて太い元結。粋好みの芸者などが根掛けに用いた。やっこもとい。 ⇒やっこ【奴】

広辞苑 ページ 19788