複数辞典一括検索+

やぶれ‐かぶれ【破れかぶれ】🔗🔉

やぶれ‐かぶれ破れかぶれ】 やけを起こし、自暴自棄であるさま。「―になってあばれる」 ⇒やぶれ【破れ】

やぶれ‐こもち【破れ子持】🔗🔉

やぶれ‐こもち破れ子持】 子持の女をののしっていう語。宇津保物語蔵開上「あな見ぐるし、なぞの―か物は見るとて」 ⇒やぶれ【破れ】

やぶれ‐そう【破れ僧】🔗🔉

やぶれ‐そう破れ僧】 有髪うはつの僧。また、破戒の僧。 ⇒やぶれ【破れ】

やぶれ‐そうぶ【破菖蒲】‥サウ‥🔗🔉

やぶれ‐そうぶ破菖蒲‥サウ‥かさねの色目の一つ。「山科家色目抄」に、表は萌葱もえぎ、裏が紅梅、あるいは青という。やれあやめ。 ⇒やぶれ【破れ】

やぶれ‐ついじ【破れ築地】‥ヂ🔗🔉

やぶれ‐ついじ破れ築地‥ヂ こわれた築地塀。 ⇒やぶれ【破れ】

やぶれ‐め【破れ目】🔗🔉

やぶれ‐め破れ目】 破れたところ。やれめ。 ⇒やぶれ【破れ】

やぶれ‐や【破れ屋】🔗🔉

やぶれ‐や破れ屋】 いたみこわれた家。むさくるしい家。 ⇒やぶれ【破れ】

やぶ・れる【破れる・敗れる】🔗🔉

やぶ・れる破れる・敗れる】 〔自下一〕[文]やぶ・る(下二) ①形がこわれる。くだける。平家物語灌頂「甍いらか―・れては霧不断の香を焼き」 ②(紙・布など平らなものが)裂ける。やぶける。宇津保物語蔵開下「君はあや・かいねりの所々―・れたる一かさね、すすけたる白ぎぬ着て」。「襖が―・れる」 ③害される。傷つく。十訓抄「―・れたる蛇を見て薬をつけて癒やす」 ④失敗して心に痛手を受ける。「恋に―・れる」 ⑤物事が成り立たなくなる。だめになる。源氏物語「除目の夜なりけれど、かくわりなき御さはりなれば、皆事―・れたるやうなり」。「交渉が―・れる」「均衡が―・れる」「夢が―・れる」 ⑥戦いや勝負事に負ける。三宝絵詞「そのいくさ―・れぬ」。「試合に―・れる」 ◇「敗れる」は、ふつう6で使う。

広辞苑 ページ 19830