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やみよ‐の‐にしき【闇夜の錦】🔗🔉

やみよ‐の‐にしき闇夜の錦(→)「夜の錦」に同じ。 ⇒やみ‐よ【闇夜】

やみら‐みっちゃ🔗🔉

やみら‐みっちゃ (「みっちゃ」は、あばたの意)はっきり区別できないほどに混乱している。むやみ。浄瑠璃、曾根崎「心の内はむしやくしやと―の皮袋」。二葉亭四迷、浮雲「黒白あやめも分かぬ烏夜玉うばたまの―な小説が出来しぞやと」

やみ‐ルート【闇ルート】🔗🔉

やみ‐ルート闇ルート】 闇で物資をやりとりする経路。闇取引の経路。

やみ‐わずらい【病み煩い・病み患い】‥ワヅラヒ🔗🔉

やみ‐わずらい病み煩い・病み患い‥ワヅラヒ やまい。病気。

や・む【止む・已む・罷む】🔗🔉

や・む止む・已む・罷む】 [一]〔自五〕 長く続いている現象や状態が自然にとまり消え失せる意。 ①自然現象などが時が来て消え失せる。おしまいになる。万葉集4「浦吹く風の―・む時なかれ」。万葉集8「時待ちて降りし時雨の雨―・みぬ」。「嵐が―・む」 ②続いていたものにきまりがつく。落着する。後が続かなくなる。万葉集15「わたつみの海に出でたる飾磨しかま川絶えむ日にこそあが恋ひ―・まめ」。源氏物語夕顔「心苦しきあやまちにても―・みぬべきを、いとねたく負けて―・みなむを心にかからぬ折なし」。大鏡良相「五位にて典薬助、主殿頭などいひていと浅くて―・み給ひにき」。日葡辞書「ナキヤム」。「倒れてのち―・む」「いくさが―・む」 ③物事が中止になる。古今和歌集「斎院をかへんとしけるを、其の事―・みにければ」 ④病気・気持などがおさまる。癒える。拾遺和歌集「我こそや見ぬ人恋ふる病すれあふ日ならでは―・む薬なし」。平家物語3「法皇御憤りいまだ―・まず」 [二]〔他四〕 ①事を終りにする。源氏物語末摘花「負けては―・まじの御心さへ添ひて」 ②中止する。徒然草「おのが分を知りて及ばざる時は、速やかに―・むを智と言ふべし」 [三]〔他下二〕 ⇒やめる(下一)

や・む【病む】🔗🔉

や・む病む】 [一]〔自五〕 ①病気にかかる。気分が悪くなる。万葉集4「古人の食たまへしめたる吉備の酒―・まばすべなし貫簀ぬきす賜らむ」。万葉集5「年長く―・みし渡れば月重ね憂ひさまよひ」。徒然草「からき命まうけて久しく―・みゐたりけり」 ②苦しい思いをする。万葉集13「恋ふれかも胸の―・みたる、思へかも心の痛き、あが恋ぞ」 ③傷などが、痛む。古今著聞集16「其の後しばしはこの疵のあと―・む由して」 [二]〔他五〕 ①病におかされる。源氏物語橋姫「俄かに胸を―・みて亡せにきとなむ聞く」。「肺を―・む」「眼を―・む」 ②おだやかならず思う。心配する。源氏物語澪標「遂にこの人をえ消たずなりぬる事と心―・みおぼしけれど」。「失策を気に―・む」

広辞苑 ページ 19907