複数辞典一括検索+

ゆいま【維摩】🔗🔉

ゆいま維摩】 〔仏〕 ①(梵語Vimalakīrti維摩詰の略)維摩経の主人公。釈尊時代に都市国家ヴァイシャーリーに住んだ富豪で、学識のすぐれた在家信者という。無垢称。浄名。 ②維摩会の略。 ③維摩経の略。 ⇒ゆいま‐え【維摩会】 ⇒ゆいま‐きょう【維摩経】 ⇒ゆいま‐の‐ほうじょう【維摩の方丈】

ゆいま‐え【維摩会】‥ヱ🔗🔉

ゆいま‐え維摩会‥ヱ ①維摩経を講讃する講会。 ②南京なんきょう三会の一つ。10月10日から藤原鎌足の忌日にあたる16日までの7日間、興福寺で維摩経を講ずる法会。維摩講。〈[季]秋〉 ⇒ゆいま【維摩】

ゆいまきつ【維摩詰】🔗🔉

ゆいまきつ維摩詰⇒ゆいま(維摩)1

ゆいま‐きょう【維摩経】‥キヤウ🔗🔉

ゆいま‐きょう維摩経‥キヤウ 大乗経典の一つ。鳩摩羅什くまらじゅう訳(3巻)のほかに、呉の支謙訳、唐の玄奘げんじょう訳が現存。在家の長者維摩が偏狭な仏弟子を啓発し、般若の空観によって不可思議な解脱の境涯を得、一切万法をことごとく不二の一法に帰することを、すぐれた戯曲的手法を以て説いたもの。維摩詰経。維摩詰所説経。浄名経。 ⇒ゆいま【維摩】

ゆいま‐の‐ほうじょう【維摩の方丈】‥ハウヂヤウ🔗🔉

ゆいま‐の‐ほうじょう維摩の方丈‥ハウヂヤウ (→)方丈2に同じ。 ⇒ゆいま【維摩】

ゆい‐め【結い目】ユヒ‥🔗🔉

ゆい‐め結い目ユヒ‥ 結んだところ。結び目。

ゆいめいてき‐ていぎ【唯名的定義】🔗🔉

ゆいめいてき‐ていぎ唯名的定義】 〔論〕(nominal definition)単に別の語に言い換えるにすぎない定義の仕方。概念の内包が十分に明らかにされないから、定義の仕方としては不十分である。例えば「音感」を「音に対する感覚」とする定義。実質的定義の反対。

広辞苑 ページ 19947