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よすが【縁・因・便】🔗🔉

よすが縁・因・便】 (古くは清音) ①ゆかり。たより。えん。万葉集16「荒雄らが―の山と見つつ偲はむ」 ②夫・妻・子など頼みとする相手。よるべ。源氏物語帚木「やむごとなき―定まり給へるこそ」。「身を寄せる―もない」 ③物事をするのに、たよりとなること。手がかり。徒然草「餓うえを助け嵐を防ぐ―なくてはあられぬわざなれば」。「思い出の―となる」

よ‐すがら【夜すがら】🔗🔉

よ‐すがら夜すがら】 〔副〕 夜どおし。夜もすがら。夜じゅう。終夜。万葉集17「この―に眠も寝ずに」

よ‐すぎ【世過ぎ】🔗🔉

よ‐すぎ世過ぎ】 世渡りをして行くこと。くちすぎ。渡世。生活。「身過ぎ―」

よ‐すすぎ【夜濯ぎ】🔗🔉

よ‐すすぎ夜濯ぎ】 夜になってする洗濯。暑い盛りのころ、汗になった肌着類をその夜のうちに洗って干すこと。〈[季]夏〉

よすて‐びと【世捨て人】🔗🔉

よすて‐びと世捨て人】 世の中を見捨てて隠遁または出家した人。僧侶・隠者など。

よ‐すみ【四隅・四角】🔗🔉

よ‐すみ四隅・四角】 四方のすみ。四方のかど。しぐう。 ⇒よすみ‐もち【四隅餅】

よせ【寄せ】🔗🔉

よせ寄せ】 ①寄せること。また、寄らせること。千五百番歌合「ふりぬれど杉はしるしも有りぬべし浪の―なき松が浦島」 ②寄せ集めること。加えること。「―算」「客―」 ③人が望みを託すること。心を寄せること。信任。源氏物語桐壺「―重く」 ④うしろみ。後見。源氏物語桐壺「外戚げさくの―なきにては」 ⑤ちなみ。ゆかり。縁故。太平記21「御在位の間、風教多くは延喜の聖代を追はれしかば、最もその―ありとて、後醍醐天皇と諡し奉る」 ⑥子細。わけ。いわれ。北条記「その―ありて、故殿ことさら憐愍れんみんせしめ給ふ」 ⑦(歌学で)縁語。詠歌一体「歌には―あるがよき事。衣には、たつ、きる、うら」 ⑧寄敷よせしきの略。 ⑨将棋・囲碁の終盤戦。 ⑩ゴルフで、(→)アプローチに同じ。

広辞苑 ページ 20298