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Charles Lamb】🔗⭐🔉
Charles Lamb】
イギリスの随筆家。代表作「エリア随筆」のほか、姉(Mary Ann L.1764〜1847)と共著になる子ども向けの散文「シェークスピア物語」など。(1775〜1834)
らむ
〔助動〕
(活用は不完全な四段型。[活用]○/○/らむ/らむ/らめ/○)活用語の終止形(ラ変型は連体形)に付く。現在の事態を表すアリの要素と推量のムとの結合したもので、現在のことに関し、確かかどうか、あるいは、どうしてか等の疑念をこめて述べる語。平安中期以降、発音に従って「らん」とも表記されるようになり、鎌倉時代に「らう」の形が生ずる。
①現在起こっていると推量している意を表す。今…しているだろう。…であるだろう。万葉集1「くしろつく手節たふしの埼にけふもかも大宮人の玉藻刈るらむ」。源氏物語帚木「今宵人待つらむ宿なむ怪しく心苦しき」
②動作の行われる理由・原因・場所などを推量する意を表す。
㋐示されている理由・原因をもとに推量する場合。…というわけで…なのだろう。…なのだろう。万葉集10「桜花時は過ぎねど見る人の恋の盛りと今し散るらむ」。古今和歌集秋「吹くからに秋の草木のしをるればむべ山風を嵐といふらむ」。源氏物語夕顔「あやしうおぼえぬさまなりし御ことなれば…なほざりにこそ紛らはし給ふらめ」
㋑理由・原因が示されず「何処」「何故」「いつ」などの疑問語が使われる場合。…ているのだろう。…であるのだろう。古今和歌集恋「わび果つる時さへもののかなしきはいづこをしのぶ涙なるらむ」。源氏物語明石「飽かず思さるるにも、月頃、など強ひても聞きならさざりつらむとくやしう思さる」
㋒疑問を表す語が使われていない場合。どうして…なのだろう。古今和歌集春「春の色のいたりいたらぬ里はあらじ咲ける咲かざる花の見ゆらむ」。古今和歌集恋「山の井の浅き心も思はぬに影ばかりのみ人の見ゆらむ」
③今のこととして、一般的事実の推量を表す。…ているだろう。万葉集9「雪こそは春日消ゆらめ心さへ消え失せたれや言も通はぬ」。古今和歌集雑「世を捨てて山に入る人山にてもなほうき時はいづち行くらむ」。徒然草「みづからはいみじと思ふらめど、いと口惜し」
④伝聞による事実であることを示す。…とかいう。万葉集2「古に恋ふらむ鳥はほととぎすけだしや鳴きし吾が思へるごと」。竹取物語「蓬莱といふらむ山に逢ふやと浪に漕ぎ漂ひありきて」。源氏物語玉鬘「このおはしますらむ女君、筋ことに承ればいとかたじけなし」
⑤(中世以後に)事実を婉曲に詠嘆的に述べる。平家物語2「あけの玉墻神さびて、しめなはのみや残るらん」
⑥(現在のこと以外にもいう)推量の意を表す。宇治拾遺物語「さぞ崩るらんものや」
ラムージオ【
広辞苑 ページ 20493。