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わするる‐くさ【忘るる草】🔗🔉

わするる‐くさ忘るる草】 ヤブカンゾウの別称。伊勢物語「―の種をだに人の心にまかせずもがな」

わすれ‐い【忘れ井】‥ヰ🔗🔉

わすれ‐い忘れ井‥ヰ 人に忘れられた井・泉。千載和歌集「いざむすび見む―の水」 ⇒わすれ【忘れ】

わすれ‐お【忘れ緒】‥ヲ🔗🔉

わすれ‐お忘れ緒‥ヲ 半臂はんぴの腰につける飾りの紐。幅3寸3分、長さ1丈2尺の羅うすものを用い、三重に折りたたみ、小紐の左腰に通して垂らす。半臂の緒。 ⇒わすれ【忘れ】

わすれ‐おうぎ【忘れ扇】‥アフギ🔗🔉

わすれ‐おうぎ忘れ扇‥アフギ 秋になって使われなくなり、忘れ去られた扇。秋扇。捨て扇。〈[季]秋〉 ⇒わすれ【忘れ】

わすれ‐がい【忘れ貝】‥ガヒ🔗🔉

わすれ‐がい忘れ貝‥ガヒ ①二枚貝の離れ離れの1片。他の1片を忘れるという意の名称といい、またこれを拾うと恋を忘れるという。万葉集12「若の浦に袖さへ濡れて―拾へど妹は忘らえなくに」 ②マルスダレガイ科の二枚貝。殻は平たくて厚く、円形に近く、殻長6〜7センチメートル。外面は淡紫色。本州・四国・九州沿岸の浅海砂底に産。食用。ささらがい。 ⇒わすれ【忘れ】

広辞苑 ページ 21169