わる‐おち【悪落ち】 演芸で、演者が失敗などのために観衆から意外な嘲笑を受けること。また、その失敗。

わる‐がき【悪餓鬼】 いたずらばかりする子供。悪童。

わる‐がしこ・い【悪賢い】 〔形〕[文]わるがしこ・し(ク) 悪い事にかけて賢い。奸知にたけている。狡猾である。「―・い輩」

わる‐がた・い【悪堅い】 〔形〕 頑固なまでに節操が堅い。必要以上に義理堅い。

わる‐がね【悪金】 ①粗悪な質の金銭。あくぎん。好色一代女5「―つかまして」 ②不正な手段によって得た金銭。悪銭。 ③悪事につかう金銭。

わる‐がみ【悪紙】 漉返_すきがえしの粗悪な紙。ちりがみ。通言総籬_{つうげんそうまがき}「傾城の―」

わる‐が・る【悪がる】 〔自五〕 ①相手に悪いと思い、その気持を表情や言葉に出す。「食事を勧めても―・って帰ろうとする」 ②悪い人のふりをする。悪ぶる。「―・って肩をいからせる」

わる‐ぎ【悪気】 ①他人に害を与えようとする気持。悪意。「―はない」 ②邪推。傾城買二筋道「きつい―だね」 ③悪知恵。浄瑠璃、薩摩歌「人にも―付けさんす」 ⇒悪気を回す

ワルキューレ【Walküre ドイツ】 ①北欧およびドイツの神話の中の少女たち。戦死者を決定し、ワルハラ宮殿に運ぶ。 ②Ｒ.ワグナーの楽劇「ニーベルングの指輪」第1日の題名。 ワグナー 提供：Lebrecht Music ＆ Arts/APL ○悪気を回す_{わるぎをまわす} わるく気を回す。邪推する。武道伝来記「常々悪気廻され…密通したるとくすべられしに」 ⇒わる‐ぎ【悪気】

わるく‐する‐と【悪くすると】 わるい場合を考えると。へたをすると。悪くしたら。「―元も子もとれない」

わる‐ぐせ【悪癖】 わるいくせ。

わる‐くち【悪口】 (ワルグチとも)人を悪く言うこと。また、その言葉。あっこう。「―を言う」 ⇒わるくち‐いい【悪口言い】 ⇒わるくち‐まつり【悪口祭】