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えん‐どん【円頓】ヱン‥🔗⭐🔉
えん‐どん【円頓】ヱン‥
〔仏〕円満にしてかたよらず、時を経ずに速やかに成仏すること。天台宗で、その究極とする教えを指す。
⇒えんどん‐かい【円頓戒】
⇒えんどん‐しゅう【円頓宗】
えんどん‐かい【円頓戒】ヱン‥🔗⭐🔉
えんどん‐かい【円頓戒】ヱン‥
日本天台宗で主張された大乗戒。梵網経ぼんもうきょうの戒を法華経の趣旨に基づいて用いたもの。円戒。
⇒えん‐どん【円頓】
えんどん‐しゅう【円頓宗】ヱン‥🔗⭐🔉
えんどん‐しゅう【円頓宗】ヱン‥
天台宗の異称。
⇒えん‐どん【円頓】
えん‐なか🔗⭐🔉
えん‐なか
(石川県で)いろり。いんなか。
○縁なき衆生は度し難しえんなきしゅじょうはどしがたし
(「度す」は「わたす」の意で、彼岸ひがんに渡し救うこと)いかに仏でも仏縁のないものは救済しにくいように、人の言を聞きいれないものは救いようがない。
⇒えん【縁】
えん‐なげし【縁長押】🔗⭐🔉
えん‐なげし【縁長押】
縁板のすぐ上にある長押。下長押。
えんに【円爾】ヱン‥🔗⭐🔉
えんに【円爾】ヱン‥
(エンジとも)鎌倉中期の臨済宗の僧。初め諱いみなを弁円べんねんと称した。駿河の人。三井寺・南都・鎌倉に学び、1235年(嘉禎1)入宋して径山の無準ぶしゅんの法を嗣ぎ帰朝。筑前崇福寺や京都に法を説き、東福寺の開山となる。鎌倉寿福寺・京都建仁寺に歴住。門下多く、その法流を東福寺派という。諡号しごうは聖一国師。著に「聖一国師語録」がある。(1202〜1280)
エンニウス【Quintus Ennius】🔗⭐🔉
エンニウス【Quintus Ennius】
ローマの詩人。ラテン文学の祖の一人。国民叙事詩「年代記」と、悲劇・喜劇などの断片が残存。(前239〜前169)
えん‐にち【厭日】🔗⭐🔉
えん‐にち【厭日】
暦注で、婚礼・出立を忌むという凶日。正月は戌の日、2月は酉の日、3月は申の日と、各月に十二支を逆回りに当てはめる。厭対日えんたいにちとは、常に対向関係にある。
広辞苑 ページ 2378。