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おと‐ず・れる【訪れる】オトヅレル🔗🔉

おと‐ず・れる訪れるオトヅレル 〔自下一〕[文]おとづ・る(下二) ①音をたてる。音がする。六百番歌合「雲の上に鶴のもろ声―・れて」 ②人のもとをたずねる。訪問する。伊勢物語「年ごろ―・れざりける人の、桜のさかりに見に来たりければ」。「恩師の家を―・れる」 ③(ある時期・状況などが)やってくる。「春が―・れる」「世界に平和が―・れる日」 ④手紙で安否を問う。便りをする。源氏物語須磨「―・れ聞え給はず、御とぶらひにだに渡り給はぬを」

おとたちばな‐ひめ【弟橘媛】🔗🔉

おとたちばな‐ひめ弟橘媛】 日本武尊やまとたけるのみことの妃。穂積氏忍山宿祢ほづみのうじおしやまのすくねの女むすめ。記紀の伝説で尊東征の時、相模海上(浦賀水道の辺)で風波の起こった際、海神の怒りをなだめるため、尊に代わって海に投じたと伝える。橘媛。

おと‐たなばた【弟棚機】🔗🔉

おと‐たなばた弟棚機】 年若く美しいたなばたひめ。古事記「あめなるや―のうながせる玉のみすまる」

おと‐つ‐い【一昨日】ヲトツヒ🔗🔉

おと‐つ‐い一昨日ヲトツヒ ⇒おととい。万葉集17「―もきのふもありつ」

おと‐づき【弟月】🔗🔉

おと‐づき弟月⇒おとうづき

お‐とっ‐さん【御父様】🔗🔉

お‐とっ‐さん御父様】 父親に対する親しみをこめた敬称。近世後期、江戸で用いられた。「おとっつぁん」とも。

おと‐つづみ【弟鼓】🔗🔉

おと‐つづみ弟鼓】 こつづみ。↔兄鼓えつづみ

おと‐と【弟】🔗🔉

おと‐と】 (オトウトの約) ①(同性の)おとうと。また、いもうと。更級日記「あね―(妹)の中につとまとはれて」 ②(中世以後)兄または姉から見て、年下のきょうだい。 ⇒おとと‐い【弟兄】 ⇒おとと‐え【弟兄】 ⇒おとと‐むすめ【弟娘】

お‐と‐と🔗🔉

お‐と‐と [一]〔感〕 ついでもらった酒がこぼれそうになった時に発する語。おっとっと。 [二]〔名〕 酒のこと。燕石雑志「酒を―といふは、酌を辞する言葉をとれり」

広辞苑 ページ 2887