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おと‐まし・い🔗🔉

おと‐まし・い 〔形〕 (ウトマシの転) ①いとわしい。浄瑠璃、嫗山姥こもちやまうば「―・しい世につれて心までが腐つたか」 ②(静岡県西部で)難儀である。疲れる。

おとみ【お富】🔗🔉

おとみお富】 歌舞伎「与話情浮名横櫛よわなさけうきなのよこぐし」中の人物。河竹黙阿弥による書替狂言「処女翫浮名横櫛むすめごのみうきなのよこぐし」では切られお富として登場。

おと‐み【乙見・弟見】🔗🔉

おと‐み乙見・弟見】 ①乳離れしない子のいるうちに次の子をはらむこと。 ②弟見悪阻の略。 ⇒おとみ‐づわり【弟見悪阻】

おどみ【澱み】ヲドミ🔗🔉

おどみ澱みヲドミ おどむこと。おどんだもの。よどみ。

おとみ‐づわり【弟見悪阻】‥ヅハリ🔗🔉

おとみ‐づわり弟見悪阻‥ヅハリ 小児の病の名。母親が妊娠してつわりとなったため乳離れさせられた子に起こる病気。おとみわずらい。おとみよわり。おとみまけ。(和訓栞) ⇒おと‐み【乙見・弟見】

おと‐みみ【音耳】🔗🔉

おと‐みみ音耳】 自然に耳に入る音。うわさ。大和物語「ここかしこ求むれども―にも聞えず」

おと‐みや【弟宮】🔗🔉

おと‐みや弟宮】 弟または妹の宮。大鏡道長「―のうぶやしなひを、あね宮のしたまふ」

おど・む【澱む】ヲドム🔗🔉

おど・む澱むヲドム 〔自四〕 水底に沈んでたまる。流れないでとどこおる。よどむ。

おと‐むすこ【弟息子・乙息子】🔗🔉

おと‐むすこ弟息子・乙息子】 長男に対して、その下の男子。また、末のむすこ。浄瑠璃、曾我五人兄弟「某は故河津が―」↔弟娘

おと‐むすめ【弟娘・乙娘】🔗🔉

おと‐むすめ弟娘・乙娘】 長女に対して、その下の娘。また末娘。転じて、愛嬢。催馬楽、我が門に「あやめの郡こおりの大領の愛まな娘といへ―といへ」↔弟息子

おと‐め【夫妻・夫婦】ヲトメ🔗🔉

おと‐め夫妻・夫婦ヲトメ 夫と妻。めおと。神代紀「遘合みとのまぐわいして―と為る」

広辞苑 ページ 2893