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おもい‐おこ・す【思い起こす】オモヒ‥🔗🔉

おもい‐おこ・す思い起こすオモヒ‥ 〔他五〕 ①心を奮い起こす。竹取物語「からうじて―・して弓矢をとりたてむと」 ②(記憶をさぐるようにして)思い出す。「―・せば5年前」

おもい‐おこ・す【思ひ遣す】オモヒ‥🔗🔉

おもい‐おこ・す思ひ遣すオモヒ‥ 〔他下二〕 思いをはせる。思いやる。源氏物語賢木「伊勢までたれか―・せむ」

おもい‐おこた・る【思ひ怠る】オモヒ‥🔗🔉

おもい‐おこた・る思ひ怠るオモヒ‥ 〔自四〕 考えがゆるむ。疎略に考える。源氏物語椎本「一言ひとことにてもうけたまはりおきてしかば、さらに思ひ給へおこたるまじくなん」

おもい‐おご・る【思ひ驕る】オモヒ‥🔗🔉

おもい‐おご・る思ひ驕るオモヒ‥ 〔自四〕 うぬぼれる。自慢に思う。源氏物語紅梅「人に劣らじと―・れど」

おもい‐おと・す【思ひ貶す】オモヒ‥🔗🔉

おもい‐おと・す思ひ貶すオモヒ‥ 〔他四〕 劣ったものに思う。見さげる。源氏物語澪標「昔より人には―・し給へれど」

おもい‐おと・る【思ひ劣る】オモヒ‥🔗🔉

おもい‐おと・る思ひ劣るオモヒ‥ 〔自四〕 自分は劣っていると思う。源氏物語紅梅「―・り、卑下せむもかひなかるべし」

おもい‐おもい【思い思い】オモヒオモヒ🔗🔉

おもい‐おもい思い思いオモヒオモヒ めいめい思うとおりにするさま。こころごころ。てんでん。源氏物語梅枝「葦手・歌絵を、―に書け、との給へば」。「―の服装」

おもい‐おも・う【思ひ思ふ】オモヒオモフ🔗🔉

おもい‐おも・う思ひ思ふオモヒオモフ 〔他四〕 ①思いに思う。深く思う。落窪物語2「わびしと―・ふ」 ②互いに思い合う。人情本、春色辰巳園「―・ふたその中を」

おもい‐およ・ぶ【思い及ぶ】オモヒ‥🔗🔉

おもい‐およ・ぶ思い及ぶオモヒ‥ 〔自五〕 思考や意向がそこまでいく。考えつく。源氏物語行幸「宮仕へは…上も下も―・び出で立つこそ心高きことなれ」。「私には―・ばない発想だ」

おもい‐がい【思い甲斐】オモヒガヒ🔗🔉

おもい‐がい思い甲斐オモヒガヒ 思っただけの効果。心配したしるし。

おもい‐かえ・す【思い返す】オモヒカヘス🔗🔉

おもい‐かえ・す思い返すオモヒカヘス 〔他五〕 ①過ぎ去った事を再び思う。「―・すとぞっとする」 ②考えなおす。非と知って改心する。「―・してあきらめる」

広辞苑 ページ 2997