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おもい‐はぐく・む【思ひ育む】オモヒ‥🔗🔉

おもい‐はぐく・む思ひ育むオモヒ‥ 〔他四〕 心にかけて大切に育てる。源氏物語若菜下「御娘のやうに―・み奉り給ふ」

おもい‐はげ・む【思ひ励む】オモヒ‥🔗🔉

おもい‐はげ・む思ひ励むオモヒ‥ 〔自四〕 心をはげます。奮励する。源氏物語帚木「なほ口惜しくは見えじと―・みつつ」

おもい‐は・つ【思ひ果つ】オモヒ‥🔗🔉

おもい‐は・つ思ひ果つオモヒ‥ 〔他下二〕 ①おもいきる。あきらめる。源氏物語帚木「無心に心づきなくてやみなむと―・てたり」 ②最後に思いあたる。源氏物語東屋「宮なりけりと―・つるに」 ③最後まで愛し切る。源氏物語空蝉「つらきゆかりにこそえ―・つまじけれ」

おもいば‐づつみ【思い羽包み】オモヒ‥🔗🔉

おもいば‐づつみ思い羽包みオモヒ‥ 香道具の一つ。組香くみこうの香包みや香銘の短冊を入れる包みの一種。7枚重ねの鳥の子紙を折って作り、金地に極彩色で春秋の花卉かきと長尾鶏ながおどりを画く。裏は金箔。志野折。 思い羽包み 提供:ポーラ文化研究所 ⇒おもい‐ば【思い羽】

おもい‐はな・つ【思ひ放つ】オモヒ‥🔗🔉

おもい‐はな・つ思ひ放つオモヒ‥ 〔他四〕 おもいきる。あきらめる。源氏物語帚木「たえて―・つやうはあらじと」

おもい‐はな・る【思ひ離る】オモヒ‥🔗🔉

おもい‐はな・る思ひ離るオモヒ‥ 〔自下二〕 心が離れる。源氏物語帚木「ひたすらに憂しとも―・れぬ男」

おもい‐ばね【思い羽根】オモヒ‥🔗🔉

おもい‐ばね思い羽根オモヒ‥ (→)「思い羽に同じ。

おもい‐はばか・る【思ひ憚る】オモヒ‥🔗🔉

おもい‐はばか・る思ひ憚るオモヒ‥ 〔他四〕 さしひかえて考える。気がねする。源氏物語東屋「多く―・ることの多かるを」

おもい‐はぶら・す【思ひ散らす】オモヒ‥🔗🔉

おもい‐はぶら・す思ひ散らすオモヒ‥ 〔他四〕 思いをはなち散らす。万葉集13「磨ぎし心を天雲に―・し」

おもい‐はらから【思い同胞】オモヒ‥🔗🔉

おもい‐はらから思い同胞オモヒ‥ むつまじい兄弟姉妹。宇津保物語蔵開下「大納言殿の北の方はいづれとも、もとよりいみじき―にて」

おもい‐はる・く【思ひ晴く】オモヒ‥🔗🔉

おもい‐はる・く思ひ晴くオモヒ‥ 〔他下二〕 ①思いをはらす。源氏物語竹河「年月にそへて思ひ給へはるけむ方なきこと」 ②はっきりわかるようにする。源氏物語夕霧「人はえまほにも見ず…なほえ―・けず」

広辞苑 ページ 3012