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おもい‐の‐つゆ【思ひの露】オモヒ‥🔗🔉

おもい‐の‐つゆ思ひの露オモヒ‥ 物思いのしげきことを、露にたとえていう語。風雅和歌集「おのおの―光を磨きて珠をつらね」

おもい‐の‐ひ【思いの火】オモヒ‥🔗🔉

おもい‐の‐ひ思いの火オモヒ‥ もえたつ思い。もえたつ苦悶。

おもい‐の・ぶ【思ひ伸ぶ】オモヒ‥🔗🔉

おもい‐の・ぶ思ひ伸ぶオモヒ‥ 〔他下二〕 心をのびのびさせる。万葉集19「いきどほる心のうちを―・べ」

おもい‐の‐ふち【思いの淵】オモヒ‥🔗🔉

おもい‐の‐ふち思いの淵オモヒ‥ 積もる思いを、淵の深いことにたとえていう語。深い思い。

おもい‐の‐ほか【思いの外】オモヒ‥🔗🔉

おもい‐の‐ほか思いの外オモヒ‥ (多く副詞的に)予想と違って。意外。案外。「―筆が進まない」

おもい‐のぼ・る【思ひ上る】オモヒ‥🔗🔉

おもい‐のぼ・る思ひ上るオモヒ‥ 〔自四〕 心を高く持する。源氏物語絵合「かぐや姫の…はるかに―・れる契り高く」

おもい‐の‐まま【思いの儘】オモヒ‥🔗🔉

おもい‐の‐まま思いの儘オモヒ‥ 心に思うとおり。思う存分。

おもい‐の‐みち【思いの道】オモヒ‥🔗🔉

おもい‐の‐みち思いの道オモヒ‥ 深い思いの長く続くことを、道にたとえていう語。内裏名所百首「ゆく末のをだえの橋は聞くもうし―の奥も知られで」

おもい‐の‐やま【思いの山】オモヒ‥🔗🔉

おもい‐の‐やま思いの山オモヒ‥ 積もる思いを、山にたとえていう語。夫木和歌抄20「あはれわが―を築きおかば富士の高ねも麓ならまし」

おもい‐の‐やみ【思いの闇】オモヒ‥🔗🔉

おもい‐の‐やみ思いの闇オモヒ‥ 物思いのために分別を失うこと。心の闇。

おもい‐ば【思い羽】オモヒ‥🔗🔉

おもい‐ば思い羽オモヒ‥ オシドリの尾の両脇にあるイチョウの葉形の羽。銀杏羽。つるぎば。おもいばね。〈[季]冬〉 ⇒おもいば‐づつみ【思い羽包み】

おもい‐ば【思い葉】オモヒ‥🔗🔉

おもい‐ば思い葉オモヒ‥ 葉と葉とがふれ合い、または重なり合っているもの。多く、男女の相思にたとえる。

おもいばか‐いかず【思ひばか行かず】オモヒ‥🔗🔉

おもいばか‐いかず思ひばか行かずオモヒ‥ 思うようにはかどらない。浄瑠璃、心中重井筒「思ひばか行かぬ物ぞとよ」

広辞苑 ページ 3011