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おもい‐まつわ・る【思ひ纏はる】オモヒマツハル🔗🔉

おもい‐まつわ・る思ひ纏はるオモヒマツハル 〔自四〕 絶えずつきまとい思う。始終心が離れない。万葉集13「藤波の―・り」

おもい‐まど・う【思い惑う】オモヒマドフ🔗🔉

おもい‐まど・う思い惑うオモヒマドフ 〔自五〕 (古くは清音)「おもいまよう」に同じ。万葉集13「朝霧の―・ひて」

おもい‐まよ・う【思い迷う】オモヒマヨフ🔗🔉

おもい‐まよ・う思い迷うオモヒマヨフ 〔自五〕 あれこれと考える。心がまよう。当惑する。「―・った末決心する」

おもい‐まわ・す【思い回す】オモヒマハス🔗🔉

おもい‐まわ・す思い回すオモヒマハス 〔他五〕 さまざまに考える。思いめぐらす。昔を追想する。源氏物語「かやうの御返しを―・さむもねぢけたれば」

おもい‐みだ・れる【思い乱れる】オモヒ‥🔗🔉

おもい‐みだ・れる思い乱れるオモヒ‥ 〔自下一〕[文]おもひみだ・る(下二) (どうしようかと)さまざまに思って心が乱れる。枕草子23「おもてさへ赤みてぞ―・るるや」

おもい・みる【思ひ見る・惟みる】オモヒ‥🔗🔉

おもい・みる思ひ見る・惟みるオモヒ‥ 〔他上一〕 いろいろと考える。おもんみる。万葉集12「梓弓引きみ縦ゆるへみ―・みて既に心はよりにしものを」

おもい‐む・す【思ひ咽す】オモヒ‥🔗🔉

おもい‐む・す思ひ咽すオモヒ‥ 〔自下二〕 「おもいむせぶ」に同じ。

おもい‐むすぼお・る【思ひ結ぼほる】オモヒムスボホル🔗🔉

おもい‐むすぼお・る思ひ結ぼほるオモヒムスボホル 〔自下二〕 「おもいむすぼる」に同じ。源氏物語夕霧「尼になりなむと―・れ給ふめれば」

おもい‐むすぼ・る【思ひ結ぼる】オモヒ‥🔗🔉

おもい‐むすぼ・る思ひ結ぼるオモヒ‥ 〔自下二〕 思いが解けない。気がふさぐ。万葉集18「ねもころに―・れ嘆きつつ」

おもい‐むせ・ぶ【思ひ咽ぶ】オモヒ‥🔗🔉

おもい‐むせ・ぶ思ひ咽ぶオモヒ‥ 〔自四〕 物思いに胸がふさがる。源氏物語松風「―・べる心の闇もはるるやうなり」

おもい‐むつ・ぶ【思ひ睦ぶ】オモヒ‥🔗🔉

おもい‐むつ・ぶ思ひ睦ぶオモヒ‥ 〔自上二〕 むつまじく思う。源氏物語夕顔「親しく―・ぶる筋は又なくなむ思ほえし」

おもい‐めぐら・す【思い巡らす】オモヒ‥🔗🔉

おもい‐めぐら・す思い巡らすオモヒ‥ 〔他五〕 さまざまに考える。思いまわす。熟考する。源氏物語空蝉「いかにしてかかることぞと、後に―・さむも」。「自分の将来を―・す」

広辞苑 ページ 3014