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思ほし】🔗🔉

思ほし】 〔形シク〕 「おもはし」に同じ。万葉集17「―・しき言伝てやらず」→おもわしい おもほし‐め・す

思ほし召す】🔗🔉

思ほし召す】 〔他四〕 おぼしめす。万葉集15「思はずてあるらむものと―・すな」 おもほ・す

思ほす】🔗🔉

思ほす】 〔他四〕 (オモフに尊敬の助動詞スが付いたオモハスの転)「思う」の尊敬語。おぼす。万葉集4「恋ふと言はば軽率おそろと我を―・さむかも」 おも‐ほてり

面熱り】🔗🔉

面熱り】 顔がほてること。 おもほ・ゆ

思ほゆ】🔗🔉

思ほゆ】 〔自下二〕 (オモハユの転)自然に思われる。おぼゆ。万葉集17「恋しく君が―・えば」 おもほゆらく

思ほゆらく】🔗🔉

思ほゆらく】 (思ホユのク語法)思われること。万葉集12「木綿間ゆうま山越えにし君が―に」 おもほ・る

溺ほる】🔗🔉

溺ほる】 〔自下二〕 (→)「おぼほる」に同じ。伊勢物語集「われも涙に―・れなまし」 おも‐み

重み】🔗🔉

重み】 ①重いこと。また、その程度。「一方に―が掛かる」 ②人をおさえしずめる威力。また、重要な意味。重々しさ。「どことなく―のある人」「伝統の―」 ③連歌・俳諧で、観念的で古くさい作り方。去来抄「越人が句、すでに落付きたりと見ゆれば又―出で来たり」 ④〔数〕(→)ウェート2に同じ。 おも‐むき

趣】🔗🔉

】 ①心の動く方向。心の動き。心のあり方。源氏物語若菜上「人の心の、とあるさまかかる―を見るに」 ②事柄の大事な内容。伝えたい事柄。趣旨。意味。「申し出の―」「手紙の―」 ③物事のなりゆき。事情。ようす。保元物語「合戦の―はからひ申せ」 ④しみじみとしたあじわい。おもしろみ。「―のある庭」 ⑤(「…の―」の形で)…ということ。…のようす。「御病気の―案じております」 おも‐む・く

赴く・趣く】🔗🔉

赴く・趣く】 [一]〔自五〕 (「面向おもむく」の意) ①その方へ向かって行く。竹取物語「この吹く風は…良き方に―・きて吹くなり」。「広島に―・く」 ②状態がその方へ向く。気が進む。源氏物語御法「ひたみちに行ひに―・きなむに」。「興の―・くところ」 ③同意する。従う。源氏物語玉鬘「語らふに、二人は―・きにけり」 [二]〔他下二〕 ①その方へ向ける。向かって行かせる。今昔物語集25「岳の上より南の添そいを下り様に―・けたり」 ②(人の心を)その方へ向かわせる。従わせる。源氏物語少女「恥かしげなる御気色なれば、強ひても、え聞え―・け給はず」 ③事がその方へうまく運ぶようにする。源氏物語宿木「本意ほいならぬかたに、―・け給ひしが、妬ねたくうらめしかりしかば」 ④その方向で考える。源氏物語末摘花「似げなき御事とも―・け侍らず」 おも‐むけ

広辞苑 ページ 3038