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かく【隔】🔗🔉

かく】 「一つおきの」の意。「―シーズン」

かく【膈】🔗🔉

かく】 胸と脾ひばらとの間。「―のやまい」

かく【閣】🔗🔉

かく】 ①たかどの。立派な御殿。 ②内閣の略。

かく【確】🔗🔉

かく】 たしかなこと。「―たる証拠」

か‐く【下矩】🔗🔉

か‐く下矩「矩3」参照。

か‐く【佳句】🔗🔉

か‐く佳句】 よい句。美しく言いあらわした文句。

か・く🔗🔉

か・く 〔他四〕 給金・利子などを払う。西鶴織留5「こつちから賃―・きて奉公いたすになりぬ」→利をかく(「利」成句)

か・く【欠く・闕く】🔗🔉

か・く欠く・闕く】 [一]〔他五〕 ①一部分をこわす。損じる。大唐西域記長寛点「齓カイたまへる歯有り」。「茶碗を―・く」 ②あるべき物を持たない。西大寺本最勝王経平安初期点「日と月と星宿と常の度において虧カクこと無けむ」。徒然草「此のほど百日の鯉をきり侍るを今日―・き侍るべきにあらず」。「―・くことのできない人」「誠意を―・く」「注意を―・く」「決め手を―・く」 [二]〔自下二〕 ⇒かける(下一)

か・く【書く】🔗🔉

か・く書く】 〔他五〕 (「掻く」と同源。先のとがったもので物の面をひっかく意が原義) ①(「描く」「画く」とも書く)筆などで、線をひく。また、絵や図をえがく。古事記「眉まよがき、此に―・き垂れ」。古今和歌集「絵に―・ける女おうなを見て」。「設計図を―・く」 ②文字をしるす。宇津保物語国譲上「青き色紙に―・きて松に付けたるは、草そうにて夏の字」。「筆で―・く」 ③文に作る。著作する。源氏物語帚木「文を―・けど、おほどかにことえりをし」。「小説を―・く」「本を―・く」

か・く【掛く・懸く】🔗🔉

か・く掛く・懸く】 〔他下二〕 ⇒かける(下一)

か・く【掻く】🔗🔉

か・く掻く】 〔他五〕 ➊爪またはそれに形の似た道具類で物の面をこする。 ①爪を立ててこする。万葉集4「暇いとまなく人の眉根をいたづらに―・かしめつつも逢はぬ妹かも」。日本霊異記「その犬嘷吠え抓きて」。「背中を―・く」 ②田を耕す。鋤きかえす。万葉集14「金門かなと田を新あら―・きまゆみ」 ③熊手くまでなどでかきよせる。今昔物語集29「蜂の死なむずるを哀れんで木を以て―・き落しければ」。曠野「落葉―・く身は奴つぶねともならばやな」(越人) ④くしけずる。髪を梳く。万葉集18「ぬば玉のよどこかたさり朝寝髪―・きもけづらず」 ⑤琴の弦をなでるようにして弾じる。古事記「枯野を塩に焼き其が余り琴につくり―・きひくや」。「琴を―・きならす」 ⑥刀などで手前の方へ引き切る。古事記「山のみ尾の竹を―・き刈り」。平家物語9「とつて押へて頸を―・かんとする処に」 ⑦道具を動かして物の面を削る。大鏡時平「工ども裏板どもをいとうるはしく鉋かな―・きて」。「氷を―・く」 ⑧もうけなどを取り込む。浄瑠璃、冥途飛脚「高駄賃―・くからは大事の家職」 ➋手その他のもので物をおしのける。 ①水をおしのける。万葉集8「朝なぎにい―・きわたり夕しほにい漕ぎ渡り」。「足で水を―・く」 ②はらいのける。とりのぞく。おしやる。万葉集2「天雲のやへ―・きわけて神かむ下り」。玉葉集「ころもうし初かりがねの玉づさに―・きあへぬものは涙なりけり」。「屋根の雪を―・く」 ③(「裏を―・く」の形で) ㋐刀・矢などでものの裏まで突き通す。平家物語9「鎧よければうら―・かず」 ㋑意表をつく。「敵の裏を―・く」 ➌手その他の物を、すりまわすようにして動かす。 ①手その他のものを動かしまわす。蜻蛉日記「あなかまあなかまとただ手を―・き」。続後撰和歌集「暁の鴫の羽根がき―・きもあへず我が思ふ事の数を知りせば」 ②(粉に水や湯を入れ)こするようにしてこねまぜる。「そばがきを―・く」 ③さぐり求める。神功紀「是に於て其の屍を探けども得ず」 ④箸はしなどを動かして食物を口の中に押し入れる。かっこむ。源平盛衰記33「無塩の平茸は京都にはきとなき物也、猫殿ただ―・き給へとすすめたり」 ⑤しがみつく。古事記「はしたての倉はし山をさがしみと岩―・きかねて我が手取らすも」 ➍⇒かく(繋・構)5・6

広辞苑 ページ 3493