複数辞典一括検索+

かさ‐じるし【笠標・笠符】🔗🔉

かさ‐じるし笠標・笠符】 ①戦陣で味方の目じるしに兜かぶとなどにつけた標識。多くは小旗を用いた。太平記9「その旗の文、―に皆一番と云ふ文字を書いたりける」 笠標 ②目じるし。標的。 ⇒かさじるしつけ‐の‐かん【笠標付の鐶】

かざ‐じるし【風標】🔗🔉

かざ‐じるし風標(→)風見かざみに同じ。

かさじるしつけ‐の‐かん【笠標付の鐶】‥クワン🔗🔉

かさじるしつけ‐の‐かん笠標付の鐶‥クワンかぶとの鉢の後の中央の鐶。これに総角あげまきや笠標をつけた。高勝鐶こうしょうかん⇒かさ‐じるし【笠標・笠符】

かざ・す【翳す】🔗🔉

かざ・す翳す】 〔他五〕 手または手に持った物を上げて、あるものにさしかける。頭上にかかげる。おおうようにする。また、目をおおって光をさえぎる。平家物語9「盛長もさすがに恥づかしげにて、扇を顔に―・しけるぞと聞えし」。「校旗を―・す」「火鉢に手を―・す」「小手を―・して空を見上げる」

かざ・す【挿頭す】🔗🔉

かざ・す挿頭す】 〔他五〕 (髪挿スの転) ①花・枝・造花を髪または冠にさす。万葉集17「春の花今は盛りに匂ふらむ折りて―・さむ」 ②飾りつける。頼政集「つくりたる桜をまぜくだものの上に―・してつかはしたりけるを」

かさ‐すげ【笠菅】🔗🔉

かさ‐すげ笠菅】 スゲの一種。水田に栽培。高さ約1メートル。茎は三稜形、葉は細く堅く、手などを切りやすい。夏、長大な花穂を出す。秋、刈り乾して笠・蓑みのを作るのに用いる。ミノスゲ。

かさ‐だか【嵩高】🔗🔉

かさ‐だか嵩高】 ①嵩の多いこと。かさばること。「―な荷物」 ②相手を見下して横柄おうへいなさま。浄瑠璃、冥途飛脚「手代めが―な返事した」。「―に物を言う」

かざ‐たち【飾太刀】🔗🔉

かざ‐たち飾太刀(→)「かざりたち」に同じ。

かさ‐たて【傘立】🔗🔉

かさ‐たて傘立】 玄関などで外から持ち込んだ傘を立てておくための家具。

広辞苑 ページ 3644