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かざし‐ことば【翳詞】🔗🔉

かざし‐ことば翳詞】 俳諧などで、忌むべきことを呼びかえていう語。正月三が日は「雨」を「おさがり」、「ねずみ」を「よめが君」という類。 ⇒かざし【翳し】

かさ‐じころ【笠錏】🔗🔉

かさ‐じころ笠錏】 扁平にした兜かぶとの錏。

かざししょう【挿頭抄】‥セウ🔗🔉

かざししょう挿頭抄‥セウ 語学書。富士谷成章なりあきら著。3巻。1767年(明和4)成る。代名詞・副詞・感動詞・接続詞・接頭語に当たる語を一括して挿頭かざしと名づけて、それについて解説する。→脚結あゆい

かざ‐した【風下】🔗🔉

かざ‐した風下(→)「かざしも」に同じ。観音経鈔「我が居家は―なれば、のがるべきやう更になし」

かざし‐の‐だい【挿頭の台】🔗🔉

かざし‐の‐だい挿頭の台】 「かざしの花」をのせておく台。源氏物語若菜上「御―には、ぢん、したんを造り」 ⇒かざし【挿頭】

かざし‐の‐は【翳しの羽】🔗🔉

かざし‐の‐は翳しの羽(→)「さしは(翳)」に同じ。 ⇒かざし【翳し】

かざし‐の‐はこ【挿頭の箱】🔗🔉

かざし‐の‐はこ挿頭の箱】 「かざしの花」を入れる箱。黒棚の上にのせ座敷の装飾とする。 ⇒かざし【挿頭】

かざし‐の‐はな【挿頭の花】🔗🔉

かざし‐の‐はな挿頭の花】 ①かざしとしてさす花や草葉。 ②冠に挿す造花。多く金属で造る。 挿頭の花 ⇒かざし【挿頭】

かざし‐の‐わた【挿頭の綿】🔗🔉

かざし‐の‐わた挿頭の綿】 踏歌とうかの舞人の冠につける綿製の造花。源氏物語初音「―は匂もなきものなれど」 ⇒かざし【挿頭】

かざ‐しも【風下】🔗🔉

かざ‐しも風下】 風の吹き進む方角。かざした。かざじり。かざさき。↔かざかみ ⇒風下に居る ○風下に居るかざしもにいる 人の影響下、支配下に居る。人の風儀を見習う。「風下に立つ」とも。 ⇒かざ‐しも【風下】

かざし‐もんく【翳文句】🔗🔉

かざし‐もんく翳文句】 謡曲中に言うのをはばかる文句がある時、他の文句にかえて謡うもの。一種の忌詞。「鉢の木」の「松はもとより煙にて薪となるはことわりや」の句を、徳川氏の松平をはばかって「松はもとより常磐にて薪となるは梅・桜」と謡う類。 ⇒かざし【翳し】

広辞苑 ページ 3643