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かた‐おさえ【片押え】‥オサヘ🔗🔉

かた‐おさえ片押え‥オサヘ 江戸時代、大名行列で中間ちゅうげん・小者などを支配する足軽が片側に一人だけつくもの。二人つく両押えに対していう。

かた‐おし【片押し】🔗🔉

かた‐おし片押し】 一方に片寄ること。片方だけに負担をかけたりすること。歌舞伎、名歌徳三升玉垣「ほんに意地の悪い天道様、コウ―に照つたり降つたりするのが」

かた‐おし【型押し】🔗🔉

かた‐おし型押し】 圧力や熱を加えて凹凸や模様をつけること。

かた‐おち【片落ち】🔗🔉

かた‐おち片落ち】 ①一方が欠け落ちて、平均を失うこと。 ②一方だけをひいきすること。かたておち。狂言、鈍太郎「其様な―な事が有る物で御ざるか」 ③預金または貸出しの利息を計算する際、預入れ・貸出しの日または支払いの日の一方に利息を付けないこと。片端落し。

かた‐おち【型落ち】🔗🔉

かた‐おち型落ち】 電化製品・通信機器などで、新しい型が出たため旧型になること。また、最新型でないもの。「―のパソコン」

がた‐おち【がた落ち】🔗🔉

がた‐おちがた落ち】 ①生産量・評価などが急激におちること。暴落。「信用が―になる」 ②段違いに劣ること。

かた‐お・つ【片落つ】🔗🔉

かた‐お・つ片落つ】 〔自上二〕 ①一方へ片寄り傾く。 ②一方だけをひいきする。甲陽軍鑑2「いかに国を持つとも、―・ちて一むきなるは、是小身也」

かた‐おとし【片落し】🔗🔉

かた‐おとし片落し】 ①(→)「かたおち」に同じ。 ②売買両建玉たてぎょく中の一方を転売または買戻しをして決済すること。片解かたとけ。片外かたはずし

かた‐おなみ【片男波】‥ヲ‥🔗🔉

かた‐おなみ片男波‥ヲ‥ (山部赤人の歌「和歌の浦に潮満ち来れば潟をなみ葦辺をさして鶴たず鳴き渡る」の「かたをなみ」にこじつけた語)男波おなみ。高い波。謡曲、松風「寄せては帰る―」

広辞苑 ページ 3796