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かた‐さ・く【片咲く】🔗🔉

かた‐さ・く片咲く】 〔自四〕 一方にだけ花が咲く。少し咲く。新撰六帖6「野辺見れば草の初花―・きてちぢには秋の色ぞまだしき」

かた‐ざくら【堅桜】🔗🔉

かた‐ざくら堅桜(→)リンボク(橉木)の別称。

かた‐ざけ【醇酒】🔗🔉

かた‐ざけ醇酒】 濃い濁酒。煉酒ねりざけの類。〈倭名類聚鈔16

かた‐さし【肩指】🔗🔉

かた‐さし肩指】 向井流泳法の技。横体で片煽あおり足とし、水底に近い方の手を進行方向に伸ばしたまま、水面に近い方の手で水を掻いて前進する法。

かた‐さしなわ【片差縄】‥ナハ🔗🔉

かた‐さしなわ片差縄‥ナハ 手綱にそえる差縄を左右に引かず、右だけにつけたもの。検非違使の随兵の特色とした。↔諸差縄もろさしなわ

かた‐ざと【片里】🔗🔉

かた‐ざと片里】 へんぴな村里。片田舎かたいなか

かた‐さま【方様】🔗🔉

かた‐さま方様】 ①(カタザマとも)方向。また、方面。むき。狭衣物語2「さなめりと見ゆる―に伝ひ寄りたまふ」。源氏物語賢木「今はかかる―の御調度どもをこそはと」 ②味方。身内。太平記9「御―とては経顕・有光卿二人より外は」 ③相手を敬愛して呼ぶ称。好色一代男5「―は何としてここにござります」

かた‐ざむらい【堅侍】‥ザムラヒ🔗🔉

かた‐ざむらい堅侍‥ザムラヒ もの堅いだけで、ほかに取柄とりえのない侍。

かた‐さら【片皿】🔗🔉

かた‐さら片皿】 (カタザラとも) ①昔、祭式に使った蓋のない大形の皿。 ②片方の皿。世間胸算用5「鰯膾いわしなますを―に赤鰯の焼物にて、心よく膳をすゑける程に」

かた‐さ・る【片去る】🔗🔉

かた‐さ・る片去る】 〔自四〕 ①片側に寄る。脇へ寄る。万葉集18「ぬばたまの夜床―・り朝寝髪かきもけづらず」 ②遠慮する。源氏物語若菜上「いづかたも、みなこなたの御けはひには、―・りはばかるさまにて」

かたし【鍛し】🔗🔉

かたし鍛し】 ①鉄などをきたえること。垂仁紀「鍛地かたしどころ」 ②鍛冶かじを職業とする人。鍛冶屋。

かた‐し【片し】🔗🔉

かた‐し片し】 対ついのものの片方。かたかた。片一方。宇津保物語貴宮「うへの袴をかへざまに着、―に足二つをさし入れて」 ⇒かたし‐がい【片し貝】 ⇒かたし‐がたし【片し片し】 ⇒かたし‐めぬき【片し目貫】

広辞苑 ページ 3810