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カタル【catarrhe オランダ・加答児】🔗🔉

カタルcatarrhe オランダ・加答児】 粘膜の漿液滲出と粘液分泌がつよい炎症の一型。(宇田川玄随「西説内科撰要」に出る語)「腸―」 ⇒カタルせい‐はいえん【カタル性肺炎】

かた・る【語る】🔗🔉

かた・る語る】 〔他五〕 ①事柄や考えを言葉で順序立てて相手に伝える。一部始終をすっかり話す。万葉集20「息おき長川は絶えぬとも君に―・らむ言尽きめやも」。伊勢物語「まことならぬ夢語りをす。子三人を呼びて―・りけり」。「心境を―・る」「友人と文学を―・る」 ②筋のある一連の話をする。源氏物語橋姫「昔物語などに―・り伝へて」。「民話を―・る」 ③節や抑揚をつけてよむ。朗読するように述べる。大鏡道長「都にはまつらむものを逢坂の関まできぬとつげややらまし、などたどたどしげに―・るさま」。徒然草「この行長入道、平家物語を作りて生仏しょうぶつといひける盲目に教へて―・らせけり」。「浪花節を―・る」 ④親しくする。うちとけて付き合う。浄瑠璃、曾根崎「日頃―・るはここらと思ひ、男づくで貸したぞよ」 ⑤物事の状態や成行きなどが内部事情や意味などをおのずからに示す。「その態度は内心の動揺を―・っていた」 ⇒語るに落ちる ⇒語るに足る

かた・る【騙る】🔗🔉

かた・る騙る】 〔他五〕 (うちとけて親しげに「語る」ことから)安心させてだます。だまして金品などを取る。日本永代蔵2「随分道中の人に馴れたる心の、針屋、筆屋―・られて」。「名を―・る」

ガダルカナル‐とう【ガダルカナル島】‥タウ🔗🔉

ガダルカナル‐とうガダルカナル島‥タウ (Guadalcanal)南太平洋、ソロモン諸島南東部の火山島。面積5300平方キロメートル。太平洋戦争中の1942年、日米激戦の地。

カタルシス【katharsis ギリシア】🔗🔉

カタルシスkatharsis ギリシア】 (浄化・排泄の意) ①古代ギリシアの医学で、病的な体液を体外へ排出すること。瀉血しゃけつ。 ②オルフェウス教・ピタゴラス学派・エンペドクレスなどにおける、罪からの魂の浄きよめ。 ③アリストテレスは悲劇の目的をパトス(苦しみの感情)の浄化にあるとした。最も一般的な理解では、悲劇を見て涙をながしたり恐怖を味わったりすることで心の中のしこりを浄化するという意味。 ④抑圧されて無意識の中にとどまっていた精神的外傷によるしこりを、言語・行為または情動として外部に表出することによって消散させようとする心理療法の技術。浄化法。精神分析の用語。

広辞苑 ページ 3853