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かね‐あきびと【金商人】🔗🔉

かね‐あきびと金商人】 ①金きんなどを売買する商人。かねうり。かねあきうど。源平盛衰記42「―が従者ずさして」 ②金銭の両替を業とする者。ぜにや。ぜにうり。武家義理物語「―ゆゑ殺されけるにや」

かねあきら‐しんのう【兼明親王】‥ワウ🔗🔉

かねあきら‐しんのう兼明親王‥ワウ 醍醐天皇の皇子。左大臣。博学多才で詩文や書に堪能。前中書王ともいわれ、後中書王具平ともひら親王と文才を並び称される。詩文は「江談抄」「本朝文粋」などに載る。(914〜987)

かねいえ【金家】‥イヘ🔗🔉

かねいえ金家‥イヘ 室町末期、京都伏見に在住の鐔工つばこう。絵画風の文様鐔の創始者。鋤出彫すきだしぼりの北宗画風山水に、金・銀などを用いてわずかに象嵌ぞうがんを施す。生没年未詳。 ○金一升土一升かねいっしょうつちいっしょう 「土一升に金一升」に同じ。→土(成句) ⇒かね【金】

かね‐いれ【金入れ】🔗🔉

かね‐いれ金入れ】 金銭を入れて持つ具。財布。

かね‐うけ【金請け】🔗🔉

かね‐うけ金請け】 近世、借金の保証人になること。 ⇒金請けするとも人請けするな ○金請けするとも人請けするなかねうけするともひとうけするな 借金の保証人となっても、人柄を保証する請人となるなの意で、人の保証に立つことの厄介の多いことにいう。 ⇒かね‐うけ【金請け】

かね‐うち【金打】🔗🔉

かね‐うち金打(→)「きんちょう」に同じ。

かね‐うち【鉦打】🔗🔉

かね‐うち鉦打】 時宗に属する半僧半俗の徒。鉦叩かねたたきの東国での称。金磬きんけい・銅鉦を首にかけ、和讃・念仏を唱えて米銭を乞い、のちには飴売などを兼ねた。鉦打聖。

かね‐う・つ【金打つ】🔗🔉

かね‐う・つ金打つ】 〔自四〕 ①鉦かねまたは鰐口わにぐちなどを鳴らして神仏に誓いを立てる。今昔物語集16たしかに己れ渡す由の渡し文を…―・ちて渡せば」 ②武士が大小の刀や小柄こづかを抜いて打ち合わせて誓う。また、女子が鏡と鏡とを打ち合わせて誓う。

広辞苑 ページ 3997