複数辞典一括検索+

かべ‐したじ【壁下地】‥ヂ🔗🔉

かべ‐したじ壁下地‥ヂ 間度まわたしを取り付け、木舞こまいを組んで、壁土を塗りつけるための骨としたもの。かべしろ。

かべ‐じょうふ【壁上布】‥ジヤウ‥🔗🔉

かべ‐じょうふ壁上布‥ジヤウ‥ (→)壁透綾かべすきやに同じ。

かべ‐しろ【壁代】🔗🔉

かべ‐しろ壁代】 (壁の領域の意) ①障屏しょうへい具の一つ。寝殿造で母屋もやと廂ひさしとの間に仕切りとして懸けて垂らした帷帳いちょう。綾・絹などでつくる。源氏物語若菜上「屏風―より始めて」 壁代 ②壁下地かべしたじ

かべ‐しんぶん【壁新聞】🔗🔉

かべ‐しんぶん壁新聞】 種々の主張・ニュース・漫画・写真などを編集して、街頭や職場の壁・掲示板などにはりつけた新聞。

かべす🔗🔉

かべす 劇場通語。江戸時代、茶屋を通らずに木戸から入った中等の観客が客席に取り寄せて食した(酒肴抜きの)菓子・弁当・鮨すし3品の頭文字。「かべすの客」などと質素な客をそしった。大正時代まで残る。

かべ‐すきや【壁透綾】🔗🔉

かべ‐すきや壁透綾】 経たてに生糸、緯よこに壁糸を用いた透綾すきやの一種。夏の着物地に用いる。壁上布かべじょうふ

かべ‐ずさ【壁寸莎】🔗🔉

かべ‐ずさ壁寸莎】 (カベスサ・カベツサとも) ①(→)寸莎すさに同じ。 ②助けとなるもの。役に立つもの。浄瑠璃、国性爺後日合戦「貯へ持ちし徒党の金、お城普請の―と」

かべ‐そしょう【壁訴訟】🔗🔉

かべ‐そしょう壁訴訟】 (カベゾショウとも) ①訴える相手がなく、ひとり壁に向かってぶつぶつ言うこと。陰で苦情を言うこと。 ②遠回しにあてこすって不平を訴えること。壁見参。梅暦「聞えよがしの―」

かべ‐ちょろ【壁著羅・壁千代絽】🔗🔉

かべ‐ちょろ壁著羅・壁千代絽】 経糸たていとが細く、緯糸よこいとに太い壁糸を織った縮緬ちりめんの一種。江戸後期から明治中期にかけて帯地に用いられた。

かべ‐ちりめん【壁縮緬】🔗🔉

かべ‐ちりめん壁縮緬】 経たてに縒らない平生糸を、緯よこに壁糸を用いた縮緬の一種。皺しぼの立ちかたが通常の縮緬と異なる。

広辞苑 ページ 4063