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か・む【噛む・嚼む・咬む】🔗⭐🔉
か・む【噛む・嚼む・咬む】
〔他五〕
①上下の歯を強く合わせる。歯をくいしばる。拾遺和歌集物名「怒猪の石をくくみて―・み来しは象きさのきにこそ劣らざりけれ」
②上下の歯で物を押しくだく。咀嚼そしゃくする。宇津保物語国譲中「焼米やいごめは、おうなの歯いたみて、―・みのこしたり」。日葡辞書「シラアワヲカム」。「よく―・んで食べる」
③歯で傷つける。咬みつく。日葡辞書「シシヒトヲカム」。「岩を―・む激流」
④(遊里語)道理を以て説き伏せる。色道大鏡「かむ。嚼の字也、物をいひひしぐ事也。一かみにかむといふ意なり。邪なることをいひもし行ふ者にあひて正理をもて糺ただし怒る貌かたちをいふ」。歌舞伎、韓人漢文手管始「また平様に―・まれにやならぬ」
⑤歯車などの歯と歯とが食い合う。「よく―・み合った歯車」
⑥あることがらに関わる。「あいつも一枚―・んでいる」
⑦(演劇・放送界で)言葉をなめらかに発音しそこなう。
⇒噛ませて呑む
⇒噛む馬はしまいまで噛む
⇒噛んで吐き出すよう
⇒噛んで含める
か・む【醸む】🔗⭐🔉
か・む【醸む】
〔他四〕
(カモスの古語。実際に米などを噛んで作ったところからいう)酒などをつくる。応神紀「横臼よくすに―・める大御酒おおみき」
かむ‐あがり【神上がり】🔗⭐🔉
かむ‐あがり【神上がり】
①神が天にあがること。転じて、崩御。
②神おろしした神があがり去ること。
かむ‐あが・る【神上がる】🔗⭐🔉
かむ‐あが・る【神上がる】
〔自四〕
神が天にあがる。崩御する。かむのぼる。万葉集2「天の原岩門いわとを開き―・り上りいましぬ」
カムイ🔗⭐🔉
カムイ
(アイヌ語)神。
広辞苑 ページ 4131。