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あやぎり【綾切】🔗🔉

あやぎり綾切】 雅楽。高麗楽こまがく、高麗壱越調こまいちこつちょうの曲。四人舞。女面をつけて舞い、動きに女性的要素がある。元来は渤海楽の曲とされる。

あや‐ぎれ【紋切れ】🔗🔉

あや‐ぎれ紋切れ】 ①発音・音声などが明瞭ではっきりしていること。歯切れの良いこと。好色一代女1「言葉の―せぬ事のみ多し」 ②話の筋道が明確ではっきりしていること。

あや‐ぐ【綾語】🔗🔉

あや‐ぐ綾語】 沖縄の宮古諸島に伝わる古謡の総称。長編の叙事的歌謡が多く、主として巫女が祭式の時歌う。創造神話・英雄譚のほか、短い物語もある。

あや‐くず【綾葛】🔗🔉

あや‐くず綾葛】 綾織の葛布くずふ

あや‐けん【綾絹】🔗🔉

あや‐けん綾絹】 綾織の絹。好色一代男6「さる太夫は肌に―の巾着離さず」

あやこ‐まい【綾子舞】‥マヒ🔗🔉

あやこ‐まい綾子舞‥マヒ 新潟県柏崎市に伝わる民俗芸能。女性の小歌踊と男性の囃子舞・狂言とから成る。初期の歌舞伎のおもかげを残すとされる。

あや‐ゴロ【綾呉絽】🔗🔉

あや‐ゴロ綾呉絽】 綾織のゴロフクレン。

あや・し【怪し】🔗🔉

あや・し怪し】 〔形シク〕 ⇒あやしい

あや‐じ【綾地】‥ヂ🔗🔉

あや‐じ綾地‥ヂ 綾織物の地合じあい

あやし・い【怪しい】🔗🔉

あやし・い怪しい】 〔形〕[文]あや・し(シク) 不思議なものに対して、心をひかれ、思わず感嘆の声を立てたい気持をいうのが原義。 ①霊妙である。普通でなく、ひきつけられる。万葉集17「巌の神さび…幾世経にけむ立ちて居て見れども―・し」。「―・い魅力」 ②常と異なる。めずらしい。伊勢物語「陸奥に行きたりけるに、―・しくおもしろき処多かり」 ③いぶかしい。疑わしい。万葉集7「久方の雨には着ぬを―・しくも我が衣手は干る時無きか」。竹取物語「かぐや姫を養ひ奉ること二十余年になりぬ。かた時と宣ふに―・しくなり侍りぬ」。「挙動が―・い」 ④あるべきでない。けしからぬ。源氏物語桐壺「ここかしこの道に―・しきわざをしつつ」 ⑤(貴人・都人から見て、不思議な、あるべくもない姿をしている意)卑しい。身分が低い。粗末である。源氏物語明石「―・しき海人ども」。枕草子33「―・しからむ女」。大鏡道長「ことさらに―・しき姿を作りて下臈の中に遠く居させ」 ⑥えたいが知れない。不気味である。「―・いうめき声」 ⑦なにかいわくがありそうである。男女間に秘密の関係があるらしいの意にも使う。「あの二人は近頃―・い」 ⑧あてにならない。悪い状態に向かいそうである。「あいつの語学力など―・いものだ」「―・い雲行き」

広辞苑 ページ 625