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こ【故】🔗🔉

】 ①[易経雑卦「革は故ふるきを去る也」]古いものごと。 ②死ぬこと。また、すでに死んだ人をよぶ場合に冠する語。源氏物語桐壺「―大納言今はとなるまで」

こ【胡】🔗🔉

】 (呉音はゴ。唐音はウ) ①中国で、異民族の称。秦代・漢代には匈奴、唐代には広く西域民族を指す。→五胡。 ②中国で、一般に異民族・外国を指し、外来のものに冠する語。 ③でたらめなこと。

こ【個・箇】🔗🔉

個・箇】 (唐音) ①ひとつの物。ひとりの人。「―の認識」 ②ものを数える語。→か(箇)

こ【絇】🔗🔉

】 ①⇒く(絇)。 ②絇の糸すじを数える語。

こ【袴】🔗🔉

】 ①はかま。「着―の祝」 ②もと陸軍で、ズボンのこと。

こ【湖】🔗🔉

】 ①みずうみ。また、湖沼を数える語。 ②中国で、特に洞庭湖。

こ【鈷】🔗🔉

】 (「股」の借字)仏具の一種。銛もりの変化したもので、密教でその形を象徴化し、悟りを妨げるものを払う意味を持つ。→金剛杵こんごうしょ

こ【鉤】🔗🔉

】 巻き上げた御簾みすをつるし懸けるかぎ。枕草子201「みすの帽額もこう、総角あげまきなどにあげたる―のきはやかなるも」

こ【滬】🔗🔉

】 (Hu)中国上海シャンハイ市の略称。市内を流れる蘇州河の下流部を古く滬涜ことくと呼んだことに因む。

こ【瞽】🔗🔉

】 目の見えないこと。

こ【是・此】🔗🔉

是・此】 〔代〕 (空間的・時間的または心理的に)話し手の近くにあり、話し手に属すると認めたものを指し示す語。これ。ここ。古事記「ああしやごしや、―は嘲咲あざわらふぞ」。万葉集8「ほととぎす―ゆ鳴き渡る」

こ【来】🔗🔉

】 カ変動詞「く」の未然形・命令形。命令形は後世、「こよ」とも。更級日記「いづら猫は。こちゐて―」

こ【小】🔗🔉

】 〔接頭〕 体言・形容詞などの上に付く。 ①物の形・数量の小さい意を表す。万葉集4「佐保河の―石践み渡り」。万葉集11「―菅の笠をきずて来にけり」。源氏物語松風「―鷹」。源氏物語若紫「―柴」。「―島」「―船」「―人数」 ②事物の程度の少ない意を表す。万葉集11「―雨雰りしきしくしく思ほゆ」。「―太り」 ③年が若い。幼い。枕草子300「陰陽師のもとなる―わらはべこそ」。「―犬」 ④数量が足りないが、ややそれに近い意を表す。浮世床「半年か―半年ゐる内には」。「―一里」「―一時間」 ⑤半分の意を表す。「―半斤」「小半こなから」 ⑥いうにいわれない、何となく、の意を表す。また、その状態を憎む意を表す。浄瑠璃、心中刃は氷の朔日「定めしゆふべ平様と手を引き合うてでござんせう。―にくいことや」。「―ぎれい」「―ざっぱり」「―ぎたない」「―うるさい」 ⑦軽んじあなどる意を表す。日葡辞書「コセガレ」。歌舞伎、三十石艠始さんじっこくよふねのはじまり「―ざかしい青蠅めら」。浮世草子、御前義経記「―童わっぱなみの草履をつかみ」。「―利口」「―役人」 ⑧(体の部分を表す語に付いて)その動作を軽く行う意を表す。「―耳にはさむ」「―腰を屈める」 ⑨語調を整える。「夕焼け―焼け」「おお寒―寒」

広辞苑 ページ 6465