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こえ‐やま【声山】コヱ‥🔗🔉

こえ‐やま声山コヱ‥ 大きな声。日本永代蔵5「彼の嫁約束の如く悋気りんき仕出し―立つれば」

こえ‐よし【声良】コヱ‥🔗🔉

こえ‐よし声良コヱ‥ 鶏の一品種。秋田県原産。大型で、体型はシャモに似る。長鳴きで、太く低い声は10秒以上続く。天然記念物。声良鶏。

こえ‐らか【肥えらか】🔗🔉

こえ‐らか肥えらか】 肥えたさま。五代帝王物語「―にゆゆしき僧の着座したれば」

こ‐えり【小襟】🔗🔉

こ‐えり小襟】 道行7などの和装コートにつける幅の狭い襟。 小襟

こ・える【肥える】🔗🔉

こ・える肥える】 〔自下一〕[文]こ・ゆ(下二) ①地味が豊かになる。土地の生産力が高くなる。三蔵法師伝承徳点「福田鹵いしだにして還りて沃コエぬ」。「よく―・えた土地」 ②体の肉が増す。ふとる。万葉集8「春の野に抜ける茅花つばなそ食して―・えませ」。天草本伊曾保物語「或る烏とつと―・えた鳩を見て、いかう羨しう思うて」。「天高く馬―・ゆる秋」 ③経験を積み、よいものを見定める力がつく。ゆたかになる。「口が―・える」「目が―・える」

こ・える【越える・超える】🔗🔉

こ・える越える・超える】 〔自下一〕[文]こ・ゆ(下二) 動作・状態がある限界を一挙に上まわる意。 ①《越》物の上を過ぎて行く。障害などをのりこえて行く。仁徳紀「梯立はしたての嶮さがしき山も我妹子と二人―・ゆれば安席やすむしろかも」。大和物語「逢坂の関―・えて浜へゆき下るるほどに」。「国境を―・える」 ②その時を経過する。竹取物語「年―・ゆるまで音もせず」。「冬を―・える」 ③ある程度(限界)を過ぎてそれ以上になる。平家物語灌頂「そともの小田おだも水―・えて、鴫立つ隙も見え分かず」。「気温は30度を―・えた」「定員を―・える」 ④上まわる。まさる。平家物語2「その恩の重き事を思へば、千顆万顆の玉にも―・え」。「力は先輩を―・える」 ⑤きまりなどにそむく。規則にはずれる。ロドリーゲス大文典「心の欲する所に従へども矩のりを―・えず」 ⑥順序を追わず進む。とびこす。追いこす。大鏡道長「大臣―・えられたることだに、いといとほしくはべりしに」。「兄を―・えて弟が家を継ぐ」 ⑦(主義・立場などを)超越する。「利害の対立を―・えて事に当たる」「怨讐を―・えて協力する」 ◇3・4などのように、基準や限度以上になる場合には「超」を使うことも多い。

広辞苑 ページ 6855