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こがれ‐し・ぬ【焦がれ死ぬ】🔗🔉

こがれ‐し・ぬ焦がれ死ぬ】 〔自五〕 (文語ではナ変)こがれじにをする。

こがれ‐なき【焦れ泣き】🔗🔉

こがれ‐なき焦れ泣き】 思いこがれて泣くこと。 ⇒こがれ【焦れ】

こがれ‐まさ・る【焦れ増さる】🔗🔉

こがれ‐まさ・る焦れ増さる】 〔自四〕 いよいよ思いこがれる。狭衣物語4「くらべ見よ浅間の山の煙にも誰か思ひの―・ると」

こがれ‐ゆ・く【焦れ行く】🔗🔉

こがれ‐ゆ・く焦れ行く】 〔自四〕 思いこがれながら日を送る。多くは「漕がる」にかけていう。狭衣物語1「舟のはるかに―・くが」

こが・れる【焦がれる】🔗🔉

こが・れる焦がれる】 〔自下一〕[文]こが・る(下二) ①火に焼けて黒くなる。こげる。源氏物語真木柱「夜べのは焼け通りて、うとましげに―・れたる匂ひなども異様ことようなり」 ②火にこげたような色になる。源氏物語藤裏葉「丁字染の―・るるまでしめる白き綾のなつかしきを着給へる」 ③日光にさらされて色が変わる。日に焼ける。あせる。夫木和歌抄8「夏の日に―・るる山の草なれやしばしの露にこころやるらむ」 ④香が強くたきしめてある。太平記15「取る手もくゆるばかりに―・れたる紅葉重ねの薄様に」 ⑤切に慕い思う。恋い慕って思い悩む。源氏物語帚木「をりをり、人やりならぬ胸―・るる夕もあらむと覚え侍り」。天草本平家物語「幼い人はあまりに恋ひ―・れさせられて」。「故郷に―・れる」「待ち―・れる」「思い―・れる」

こがれ‐わ・ぶ【焦れ侘ぶ】🔗🔉

こがれ‐わ・ぶ焦れ侘ぶ】 〔自上二〕 思いこがれてつらく思う。多くは「漕がる」にかけていう。続後拾遺和歌集「にふの河舟―・びぬと」

こかわ‐でら【粉河寺】‥カハ‥🔗🔉

こかわ‐でら粉河寺‥カハ‥ 和歌山県紀の川市粉河にある粉河観音宗の本山。もと天台宗。西国三十三所第3番の札所。770年(宝亀1)大伴孔子古こしこの草創といい、古くから葛城山信仰の霊地。「粉河寺縁起」などを所蔵。

広辞苑 ページ 6908