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こ‐がらし【木枯し・凩】🔗🔉

こ‐がらし木枯し・凩】 (木を吹き枯らす意) ①秋から初冬にかけて吹く、強く冷たい風。〈[季]冬〉。源氏物語帚木「―に吹きあはすめる笛の音を」 ②(女房詞)(一説、その音からの称かと)すりこぎ。 ⇒こがらし‐ちゃ【木枯し茶】

こがらし‐ちゃ【木枯し茶】🔗🔉

こがらし‐ちゃ木枯し茶】 染色の名。秋の枯葉のような茶色。冴えた焦茶色。 ⇒こ‐がらし【木枯し・凩】

こ‐がらす【小烏】🔗🔉

こ‐がらす小烏】 ①小さなカラス。 ②小烏造の太刀。平家重代の名剣。天国あまくに作とも伝える。いま宮内庁にあるのは伊勢家伝来。小烏丸。平家物語3「是は家に伝はれる―といふ太刀やらむ」 ⇒こがらす‐づくり【小烏造】

こがらす‐づくり【小烏造】🔗🔉

こがらす‐づくり小烏造】 刀剣の造り込みの様式。鋒両刃造きっさきもろはづくりで、奈良末期から平安初期に流行。 ⇒こ‐がらす【小烏】

こ‐からつ【古唐津】🔗🔉

こ‐からつ古唐津】 (コガラツとも)唐津焼で、桃山時代から寛永(1624〜1644)の頃にかけて作られたもの。

こ‐かりぎぬ【小狩衣】🔗🔉

こ‐かりぎぬ小狩衣】 半尻はんじりの別称。

こが・る【焦る】🔗🔉

こが・る焦る】 〔自下二〕 ⇒こがれる(下一)

こがれ【焦れ】🔗🔉

こがれ焦れ】 ①こがれること。恋い慕うこと。「下―」 ②焦げついた飯。おこげ。〈日葡辞書〉 ⇒こがれ‐こう【焦れ香】 ⇒こがれ‐じに【焦れ死に】 ⇒こがれ‐なき【焦れ泣き】

こがれ‐こう【焦れ香】‥カウ🔗🔉

こがれ‐こう焦れ香‥カウ ①紅くれないに黄色を加えて染めた濃い香色こういろ。 Munsell color system: 5YR5.5/5.5 ②襲かさねの色目。山科流では、濃香こきこうと同じとし、表は濃い香色、裏は紅。 ③経緯たてよこともに濃い香色で織った織物。 ⇒こがれ【焦れ】

広辞苑 ページ 6907