複数辞典一括検索+

こころ‐あい【心合い】‥アヒ🔗🔉

こころ‐あい心合い‥アヒ ①気のあうこと。仲よし。催馬楽、道の口「武生たけふの国府こふにわれはありと親には申したべ―の風や」 ②気持。心境。

こころ‐あがり【心上がり】🔗🔉

こころ‐あがり心上がり】 思いあがること。高慢なこと。枕草子66「おもだかは、名のをかしきなり。―したらんと思ふに」

こころ‐あさ・し【心浅し】🔗🔉

こころ‐あさ・し心浅し】 〔形ク〕 ①思慮が浅い。 ②情け心が薄い。源氏物語「―・くも、とりなし給ふかな」

こころ‐あ・し【心悪し】🔗🔉

こころ‐あ・し心悪し】 〔形シク〕 ①心根がわるい。気だてがわるい。枕草子141「とり所なきもの。かたちにくさげに―・しき人」 ②気持がよくない。気分がわるい。能因本枕草子心つきなきもの「いささか―・しなどいへば常よりも近く臥して」

こころ‐あたたま・る【心暖まる】🔗🔉

こころ‐あたたま・る心暖まる】 〔自五〕 人情味のある話や出来事に接して、心がなごむ。

こころ‐あたり【心当り】🔗🔉

こころ‐あたり心当り】 ①思いあたること。「―がない」 ②おしはかった目当て。見当。見当をつけた所。「―をさがす」

こころ‐あつかい【心扱い】‥アツカヒ🔗🔉

こころ‐あつかい心扱い‥アツカヒ 気づかい。心づかい。浄瑠璃、日本武尊吾妻鑑「みなの者の心労より夫婦が―」

こころ‐あて【心当て】🔗🔉

こころ‐あて心当て】 ①心の中で見当をつけること。あて推量。古今和歌集「―に折らばや折らむ」 ②心中にあてにすること。心だのみ。意向。心づもり。どちりなきりしたん「如何なる―を以て捧げ奉らるるや」 ③心がけ。心がまえ。仮名草子、伊曾保「あつぱれ賢き―かな」

こころ‐あやまち【心誤ち】🔗🔉

こころ‐あやまち心誤ち】 思いちがい。心得違い。源氏物語野分「などか―もせざらむとおぼゆ」

こころ‐あやまり【心誤り】🔗🔉

こころ‐あやまり心誤り】 ①思いちがい。考えちがい。源氏物語須磨「あはれに思ひ聞えし人を、一ふしうしと思ひ聞えさせし―」 ②気分がすぐれないこと。病気になること。源氏物語総角「―してわづらはしくおぼえければ」 ③精神の平静を失うこと。源氏物語真木柱「本性はいと静かに心よく子めきたまへる人の、時々―して」

広辞苑 ページ 7056