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こころ‐ごわ・し【心強し】‥ゴハシ🔗🔉

こころ‐ごわ・し心強し‥ゴハシ 〔形ク〕 強情である。気が強い。源氏物語少女「しか―・きものに思はれ奉りて」

こころ‐さき【心前】🔗🔉

こころ‐さき心前】 むなさき。むなもと。義経記6「刀を取り直し…―に貫きて」

こころ‐ざし【志】🔗🔉

こころ‐ざし】 ①心の向かうところ。心にめざすところ。源氏物語若紫「われにおくれてその―遂げず」。「―を果たす」 ②相手が寄せてくれる厚意。親切心。または、情愛。土佐日記「屠蘇・白散・酒加へて持てきたり。―あるに似たり」。源氏物語帚木「―深からん男を置きて」。「折角の―を無にする」 ③気持を表して物を贈ること。また、その贈り物。土佐日記「いとはつらくみゆれど―はせむとす」 ④死者への追善供養。また、そのしるしとして物を贈ること。また、その物。狂言、俄道心「明日―の日ぢや」 ⇒志合えば胡越も昆弟たり ⇒志は髪の筋 ⇒志は木の葉に包め ⇒志を得る ⇒志を立てる ○志合えば胡越も昆弟たりこころざしあえばこえつもこんていたり [漢書鄒陽伝]志が合えば、疎遠な者も兄弟のように親しくなれること。 ⇒こころ‐ざし【志】 ○志は髪の筋こころざしはかみのすじ 厚い志さえあるなら少しのものでも有難く感じられる。 ⇒こころ‐ざし【志】 ○志は木の葉に包めこころざしはこのはにつつめ 人への贈り物は、誠意が大切で外観をかざるものではない。一説に、志が厚ければ、贈り物は木の葉に包むほど軽微なものでよい。「志は笹の葉」「志は椎しいの葉」とも。 ⇒こころ‐ざし【志】 ○志を得るこころざしをえる 望みを果たし、満足する。 ⇒こころ‐ざし【志】 ○志を立てるこころざしをたてる ある目的・信念を実現しようと決意する。立志。「若くして―」 ⇒こころ‐ざし【志】

こころ‐ざ・す【志す】🔗🔉

こころ‐ざ・す志す】 〔自他五〕 (「心指す」の意) ①心がその方に向かう。成しとげようとする目標を心に決める。思い立つ。めざす。貫之集「うち群れて―・しつつゆく道の」。「医学に―・す」「音楽の道を―・す」 ②死者の追善供養をする。謡曲、定家「今日は―・す日に候程に墓所に参候」 ③気持を表して物を贈る。後撰和歌集「櫛を―・すとて」

広辞苑 ページ 7065