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こころ‐だより【心頼り】🔗🔉

こころ‐だより心頼り】 心の中でたよりに思うこと。また、その人。心だのみ。浄瑠璃、博多小女郎波枕「まさかの時は―になりましよ」

こころ‐だらい【心足らひ】‥ダラヒ🔗🔉

こころ‐だらい心足らひ‥ダラヒ 心が十分に満ち足りること。思う存分。万葉集18「雨も降らぬか―に」

こころ‐づかい【心遣い】‥ヅカヒ🔗🔉

こころ‐づかい心遣い‥ヅカヒ ①心を油断なく働かせること。警戒。用心。枕草子3「うたれじと用意して、常にうしろを―したるけしきもいとをかしきに」 ②人のためを思っていろいろ気をつかうこと。配慮。「お―をありがとう」

こころ‐づき【心付き】🔗🔉

こころ‐づき心付き】 心にかなうこと。気に入ること。栄華物語様々喜「この母上、三位殿の御事を―におぼして」 ⇒こころづき‐な・し【心付き無し】

こころづき‐な・し【心付き無し】🔗🔉

こころづき‐な・し心付き無し】 〔形ク〕 気に入らない。心がひかれない。枕草子121「いみじう―・きもの」 ⇒こころ‐づき【心付き】

こころ‐つ・く【心付く】🔗🔉

こころ‐つ・く心付く】 〔自四〕 ①情理を解する。男女の情を解するようになる。伊勢物語「昔―・きて色好みなる男」 ②興味や好意がおこる。気に入る。源氏物語椎本「御むすめたちの住まひ給ふらむ御有様思ひやりつつ―・く人もあるべし」 →こころづく

こころ‐づ・く【心付く】🔗🔉

こころ‐づ・く心付く】 [一]〔自五〕 ①気がつく。感づく。思いつく。考えつく。狂言、連歌盗人「誠に最前から―・きませなんだ」 ②分別がつく。考えがしっかりしてくる。義経記5「三歳になり候ふ子を一人留め置きて候ひしぞ。かの者―・きて」 ③元気づく。活気づく。〈日葡辞書〉 →こころつく。 [二]〔他下二〕 ⇒こころづける(下一)

こころ‐づくし【心尽し】🔗🔉

こころ‐づくし心尽し】 ①さまざまに物思いをすること。また、気をもませられること。源氏物語須磨「須磨にはいとど―の秋風」 ②心をこめてすること。「―の品」

広辞苑 ページ 7069