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こころ‐づけ【心付け】🔗🔉

こころ‐づけ心付け】 ①心ぞえ。注意。忠告。大唐西域記長寛点「諸の外道の一言の感ココロヅケを受け」 ②祝儀として金銭などを与えること。また、その金銭など。「―を包む」 ③前渡しする手付金。〈日葡辞書〉 ④連歌・俳諧の付け方の一つ。前句の詞や物を中心とせず、前句全体の趣意を受けて、これに応じた句を付けること。 ⇒こころづけ‐がお【心付け顔】

こころづけ‐がお【心付け顔】‥ガホ🔗🔉

こころづけ‐がお心付け顔‥ガホ 人の注意を引くようなそぶり。平家物語1「人に―に、なかなかあしき御事なり」 ⇒こころ‐づけ【心付け】

こころ‐づ・ける【心付ける】🔗🔉

こころ‐づ・ける心付ける】 〔他下一〕[文]こころづ・く(下二) ①注意する。忠告する。徒然草「若き人に見ならはせて、―・けむためなり」 ②気をきかせて物などを与える。

こころ‐つご・く【悸く】🔗🔉

こころ‐つご・く悸く】 〔自四〕 心がおどる。動悸がする。万葉集18「鳴くほととぎす…聞くごとに―・きて」

こころ‐づま【心夫・心妻】🔗🔉

こころ‐づま心夫・心妻】 心中に夫または妻と思い定めた相手。おもいづま。万葉集8「あしひきの山下響とよめ鳴く鹿の言ことともしかもわが―」

こころ‐づもり【心積り】🔗🔉

こころ‐づもり心積り】 心中でおおよそ見積もること。あらかじめそうしようと思っていること。「その―でいる」

こころ‐づよ【心強】🔗🔉

こころ‐づよ心強】 (「心強し」の語幹)心づよいこと。謡曲、百万「―や、とくにも名のり給ふならば」

こころ‐づよ・い【心強い】🔗🔉

こころ‐づよ・い心強い】 〔形〕[文]こころづよ・し(ク) ①気持がしっかりしている。意志が強固である。源氏物語夕霧「―・うもてなし給へど」 ②情にほだされない。思いやりがない。源氏物語末摘花「つれなう―・きは」 ③頼む所があって安心である。心丈夫である。「―・い味方」

こころづよ‐が・る【心強がる】🔗🔉

こころづよ‐が・る心強がる】 〔自四〕 心強いさまをする。心強そうによそおう。源氏物語夕顔「さこそ―・り給へど若き御心地に」

広辞苑 ページ 7070