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こ・む【混む・込む】🔗🔉

こ・む混む・込む】 〔自五〕 内部へ内部へとものごとが入り組んで密度が高まる意。 ①物が多く入り合う。混雑する。輻湊ふくそうする。紫式部日記「人げ多く―・みては、いとど御心地もくるしうおはしますらむ」。「―・んだ電車」「仕事が―・んで手が放せない」 ②細密にわたる。複雑に入り組んでいる。ややこしい。狂言、子盗人「どれからどれまでも手の―・うだよい普請でござる」。「手の―・んだ芝居」 ③《込》(他の動詞の連用形に付いて) ㋐何かの中に入る、または、入れる意を表す。続猿蓑「煤はきや鼠追ひ―・む黄楊つげの中」。「飛び―・む」「金を振り―・む」 ㋑すっかりそうなる意を表す。「老い―・む」「信じ―・む」「ふさぎ―・む」 ㋒みっちり、または十分にそうする意を表す。「教え―・む」「鍛え―・む」「煮―・む」「だまり―・む」 ④「のみ込む」の略。承知する。浮世風呂4「ヲツト、皆までいはんすな、―・んでゐる」→こんだ

こ・む【籠む・込む】🔗🔉

こ・む籠む・込む】 〔他下二〕 ⇒こめる(下一)

こ・む【子産む・卵産む】🔗🔉

こ・む子産む・卵産む】 〔自四〕 (コウムの約)子または卵を生む。出産する。古事記「そらみつやまとの国にかり―・むと聞くや」

ゴム【gom オランダ・護謨】🔗🔉

ゴムgom オランダ・護謨】 ①力を加えると大きく変形し、その力を除くとすぐに元の形状に戻る性質をもつ物質の総称。ゴム植物の分泌液を主原料とする天然ゴムと石油などを原料とする合成ゴムとがある。弾性に富み、用途はタイヤ・チューブ・ホース・ベルト・防水布・玩具・靴・電気絶縁物など。弾性ゴム。蛮語箋(1798年)「ギュッテ―」 ②植物の分泌物から得られる粘着性の高分子多糖類。アラビア‐ゴム・トラガカント‐ゴムの類。

ゴム‐あみ【ゴム編み】🔗🔉

ゴム‐あみゴム編み】 棒針編みの一種。表目と裏目を交互に配列することによって縦に線を表したもの。横に伸縮するのでセーターの裾・手首・襟などに用いる。一目ゴム編み、二目ゴム編みがある。

広辞苑 ページ 7449