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ころものした‐の‐よろい【衣の下の鎧】‥ヨロヒ🔗🔉

ころものした‐の‐よろい衣の下の鎧‥ヨロヒ (平清盛が鎧姿を息子の重盛に隠そうと衣を上にまとったことから)うわべは平和的に装いながら、武力行為をほのめかすこと。衣の袖から鎧が見える。 ⇒ころも【衣】

ころも‐の‐すそ【衣の裾】🔗🔉

ころも‐の‐すそ衣の裾】 ①衣の下端の部分。すそ。 ②(→)きょに同じ。〈倭名類聚鈔12⇒ころも【衣】

ころも‐の‐せき【衣の関】🔗🔉

ころも‐の‐せき衣の関】 平安時代、陸奥の安倍氏が築いた関。中尊寺金色堂の北西にその址がある。衣川の関。衣が関。

ころも‐の‐たて【衣の館】🔗🔉

ころも‐の‐たて衣の館】 岩手県奥州市衣川にあった安倍頼時の居館。衣川柵。

ころも‐の‐たま【衣の珠】🔗🔉

ころも‐の‐たま衣の珠(→)「衣の裏の珠」に同じ。 ⇒ころも【衣】

ころも‐の‐やみ【衣の闇】🔗🔉

ころも‐の‐やみ衣の闇】 墨染の喪服。新古今和歌集哀傷「ほしもあへぬ―にくらされて」 ⇒ころも【衣】 ○衣ばかりで和尚は出来ぬころもばかりでおしょうはできぬ 形だけでは役に立たないことにいう。 ⇒ころも【衣】 ○衣は骭に至り、袖腕に至るころもはかんにいたりそでうでにいたる (頼山陽の「前兵児謡」の句)ゆきたけの短い着物を着、脛すねと腕とをあらわし出す。武骨なさまにいう。 ⇒ころも【衣】

ころも‐ばこ【衣箱】🔗🔉

ころも‐ばこ衣箱】 衣類を入れておく箱。源氏物語行幸「あはせの袴一具…御小袿と、よき―に入れて」 ⇒ころも【衣】

ころも‐へん【衣偏】🔗🔉

ころも‐へん衣偏】 漢字の偏へんの一つ。「袂」「袖」などの偏の「衤」の称。 ⇒ころも【衣】

ころも‐や【衣屋】🔗🔉

ころも‐や衣屋】 僧衣を仕立て、また、商う人・家。 ⇒ころも【衣】 ○衣を返すころもをかえす 着物を裏返して着る。愛する人に会いたい時、まじないとして行なった。古今和歌集「いとせめて恋しき時はうば玉の夜の衣を返してぞ寝る」 ⇒ころも【衣】

広辞苑 ページ 7538