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こわ‐づく・る【声作る】🔗🔉

こわ‐づく・る声作る】 〔自四〕 ①ことさらに声をつくろっていう。つくりごえをする。源氏物語花散里「―・り気色どりて、御消息聞ゆ」 ②せきばらいする。しわぶく。宇津保物語俊蔭「立ちよりて―・り給へば」

こわ‐づくろい【声作ろい・声繕い】‥ヅクロヒ🔗🔉

こわ‐づくろい声作ろい・声繕い‥ヅクロヒ こわづくり。源平盛衰記36「弁慶―してことごとしく申しけるは」

こ‐わっぱ【小童】🔗🔉

こ‐わっぱ小童】 (コワラハの転)子供、また、年少者をののしっていう語。浄瑠璃、曾我扇八景「―風情にとめられしは」

こわ‐てき【強敵】コハ‥🔗🔉

こわ‐てき強敵コハ‥ てごわい敵。きょうてき。

こわ‐な・し🔗🔉

こわ‐な・し 〔形ク〕 声がたけだけしい。〈新撰字鏡12

こわ‐ね【声音】🔗🔉

こわ‐ね声音】 声の音色。こわいろ。「弱々しい―」

こわ‐ば・る【強張る】コハ‥🔗🔉

こわ‐ば・る強張るコハ‥ 〔自五〕 ①しなやかだったものがかたくなる。硬直する。夏目漱石、坑夫「関節が窮屈に硬張こわばつて、動きたがらない」。「表情が―・る」 ②強情を張る。意地を張る。浄瑠璃、関八州繋馬「降参すれば命を助くる、―・らば手本はこれと」

こわ‐びき【声引き】🔗🔉

こわ‐びき声引き】 経文などを読むのに、声を長く引いて出すこと。梁塵秘抄「竜女が妙なる―は」

こわ‐ふしもの【強賦物】コハ‥🔗🔉

こわ‐ふしもの強賦物コハ‥ 詠みこむのに困難な賦物。連理秘抄「初心の人、―さらに好むべからず」

こわ‐ぶり【声風】🔗🔉

こわ‐ぶり声風】 歌う声の調子。声の様子。宇津保物語祭使「大君まさばといふ―に、かう歌ひ給ふ」

こわ‐まくら【声枕】🔗🔉

こわ‐まくら声枕】 謡うたいの途中で、次の語を印象づけるために間を置くこと。心拍子。申楽談儀「ここには―を置くべし。今程心拍子と言へり」

こわ‐むね【強胸】コハ‥🔗🔉

こわ‐むね強胸コハ‥ 胸の固い部分。義経記7「―を踏まへて」

こわ‐めし【強飯】コハ‥🔗🔉

こわ‐めし強飯コハ‥ 糯米もちごめを蒸したもの。多くは小豆を加え、祝賀に用いる。仏事には小豆を加えない白いもの、または黒豆を混ぜたものを用いる。蒸飯。おこわ。赤飯。→こわいい

広辞苑 ページ 7546