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さらぬ‐がお【然らぬ顔】‥ガホ🔗🔉

さらぬ‐がお然らぬ顔‥ガホ 何事もないような顔つき。そしらぬ顔。源氏物語浮舟「おぼしぬべき事をも―にのみのどかに見えさせ給へるを」 ⇒さら‐ぬ【然らぬ】

さらぬ‐だに【然らぬだに】🔗🔉

さらぬ‐だに然らぬだに】 そうでなくてさえ。金葉和歌集「―玉にまがひておく露をいとど磨ける秋の夜の月」 ⇒さら‐ぬ【然らぬ】

さらぬ‐てい【然らぬ体】🔗🔉

さらぬ‐てい然らぬ体】 何事もない様子。何事も知らぬ顔つき。 ⇒さら‐ぬ【然らぬ】

さらぬ‐わかれ【避らぬ別れ】🔗🔉

さらぬ‐わかれ避らぬ別れ】 のがれられないわかれ。死別。伊勢物語「老いぬれば―のありといへばいよいよ見まくほしき君かな」

さら‐ば【然らば】🔗🔉

さら‐ば然らば】 [一]〔接続〕 ①それならば。それでは。源氏物語末摘花「―諸共にとて御粥・強飯めして」 ②(下に打消の語を伴って)だからといって。それなのに。平家物語8「法師どもに具しておはしけるが、―急ぎも歩み給はで」 [二]〔感〕 別れる時にいう挨拶語。さようなら。後撰和歌集「―よと別れし時にいはませば我も涙におぼほれなまし」。「いざ、―」 ⇒さらば‐がき【然らば垣】

ざら‐ば【ざら場】🔗🔉

ざら‐ばざら場】 取引所で寄付よりつきと大引おおびけの間、売手のつけた値段と買手のつけた値段が合致するごとにその値段で売買を成立させる一種の競けい売買。接続商い。

さらば・うサラバフ🔗🔉

さらば・うサラバフ 〔自四〕 (→)「さらぼう」に同じ。〈書言字考節用集〉

さらば・えるサラバヘル🔗🔉

さらば・えるサラバヘル 〔自下一〕 (→)「さらぼう」に同じ。

さらば‐がき【然らば垣】🔗🔉

さらば‐がき然らば垣】 京都島原遊郭の総門外にある垣。遊女が客を送って来て別れを告げるところなのでいう。 ⇒さら‐ば【然らば】

広辞苑 ページ 8098